Mozillaは2019年3月1日(現地時間2月28日)、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向けのWebブラウザFirefoxのメジャーアップデート版として2019年1月30日にリリースした「Firefox 65.0」メジャーアップデート版2度目となる修正バージョン「Firefox 65.0.2」をリリースしました。ただし、Windowsユーザー向けのみのリリースとなっています。
今回のデスクトップ向けWebブラウザFirefoxの最新安定バージョン「Firefox 65.0.1」は、Windowsユーザーに影響を与える位置情報サービスに関する問題、ジオロケーションサービスに関する問題を修正しました。
なお、2019年最初のメジャーアップデートとなった「Firefox 65.0」では、ユーザートラッキングをデフォルトでブロックする使用に変更されました。これにより、ページ閲覧中のユーザーがどのようなサイトを閲覧、どのような行動を取っているのかを把握する「行動トラッキング」機能をシャットアウトします。これまで、トラッキング機能はプライバシーや自由なブラウジング使用の大きな障害となっていました。
また、macOSでのハンドオフをサポートし、MacのFirefox上で(FirefoxまたはSafari経由で)iOSで中断した場所をピックアップできる、macOSでのハンドオフのサポートしました。そのほかにも、AV1と呼ばれる次世代のロイヤリティフリーのビデオ圧縮技術をサポートし、 Windowsユーザーのためのより良いビデオストリーミング体験をサポートするなど、多くの新しい機能が追加されています。
Firefox 65.0.2デスクトップ版リリースノート
修正
- Windows: ジオロケーションサービスに関する問題を修正
今回アップデートされた「Firefox 65.0.2」は、Windows向けのみがリリースされており、該当OSのユーザーは、すでにFirefoxがインストールされている場合にはメニュー「Firefoxについて」から、あるいはMozillaWebサイトよりダウンロードいつでもアップデートすることができます。
また、Mozillaは、6〜8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップ向け次期メジャー・アップデート版「Firefox 66」は現地時間2019年3月19日(火)のリリース予定となっています。