Mozillaは2019年4月11日(現地時間4月10日)、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向けのWebブラウザFirefoxのメジャーアップデート版として2019年3月20日にリリースされた「Firefox 66.0」3度目となる修正バージョン「Firefox 66.0.3」をリリースしました。
最新メジャーアップデートされたMozillaのWebブラウザ「Firefox 66.0」は今年3月20日に公開されましたが、3度目の修正バージョンとなる「Firefox 66.0.3」では、前回の修正バージョン「Firefox 66.0.2」リリース以降に見つかった不具合やバグの修正が行われています。
なお、「Firefox for Android 66.0.2」や「Firefox ESR 60.6.1」については、この問題の影響はないとのことです。
修正された内容としては、Windows 10 が稼働しているタブレットにおけるアドレスバーの挙動やいくつかの HTML5 ゲームにおけるパフォーマンスの問題、IBM クラウドアプリケーションやMicrosoft クラウドアプリケーションにおけるキープレスイベントに関する問題などが修正されています。
ちなみに、今回のアップデートではバグの修正が主で、セキュリティ脆弱性に対する対応は含まれていない模様です。
Firefox 66.0.3デスクトップ版リリースノート
修正
- Windows 10が稼働しているタブレットにおけるアドレスバーの挙動を正しいものに修正 (Bug 1498973)
- いくつかのHTML5 ゲームにおけるパフォーマンスの問題を修正 (Bug 1537609)
- IBM クラウドアプリケーションにおけるキープレスイベントに関する問題を修正 (Bug 1538970)
- Microsoft クラウドアプリケーションにおけるキープレスイベントに関する問題を修正 (Bug 1539618)
変更
- Baidu 検索プラグインを更新
今回アップデートされた「Firefox 66.0.3」は、Windows、Macそして Linux向けがリリースされており、すでにFirefoxがインストールされている場合にはメニュー「Firefoxについて」から、あるいはMozillaWebサイトよりダウンロードいつでもアップデートすることができます。
上記でも述べたように同時に「Firefox for Android 66.0.2」や「Firefox ESR 60.6.1」については、この問題の影響はないとのことです。
また、Mozillaは、6〜8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップ向け次期メジャー・アップデート版「Firefox 67」は現地時間2019年5月14日(火)のリリース予定となっています。