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Mozilla、Firefox 147.0デスクトップ向け最新安定版をリリース。Apple Silicon プロセッサー搭載のMacで WebGPU のサポートを有効化、など。

Mozillaは2026年1月14日(現地時間1月13日)、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向けのWebブラウザFirefoxの定期的なメジャーアップデートとなる「Firefox 147.0」を正式リリースしました。

今回リリースされたMozillaのWebブラウザ最新バージョン「Firefox 147.0」では、以下の新しい機能や修正が行われています。

Firefox 147.0デスクトップ版リリースノート

新機能

  • macOS: サポート期間内のバージョンの macOS がインストールされている Apple Silicon プロセッサー搭載のすべてのデバイスで WebGPU のサポートを有効化。
  • AMD GPU を搭載するシステムにおいて、ハードウェアデコードが有効な場合にゼロコピー再生 (CPU やメモリを介することなく GPU に直接データを転送、処理する) を有効化することでビデオ再生のパフォーマンスを向上。これにより、Intel、NVIDIA の GPU と同等の機能をサポートすることになる。
  • Safe Browsing V5 protocol をサポート。Safe Browsing V4 から V5 のローカルリストモード へ移行。
  • (段階的な展開) 強化型トラッキング防止機能 (ETP) の厳格モードにおいて ローカルネットワークへのアクセス制限 が既定で有効化された。ユーザーは一般のウェブサイトがローカルネットワークのリソースにアクセスすることを明示的に許可する必要がある。
  • Freedesktop.org の XDG Base Directory Specification をサポート。
  • タブがバックグラウンドに回った場合でもピクチャーインピクチャーの動画再生を維持できるようになった
    Screenshot showing where to enable the automatic Picture-in-Picture feature in the settings

修正

  • Windows: Firefox のウインドウを最大化しており、カーソルが画面最上部にある場合、タブを選択できないことがある問題を修正。
  • 非 UTF-8 な値を含む HTTP/3 リクエストがタイムアウトする、あるいは HTTP/2 にフォールバックされる問題を修正。
  • それ自身から初期化された場合、ドラッグ可能なボタンをドラッグできるようになった。
  • Linux: GNOME Mutter 環境において、ユーザー、ウインドウ、レンダリングサーフェイスのサイズが更新され実際のピクセルグリッドに一致するようになった。これにより、実際のウインドウサイズに関係なく、部分的に拡大されたディスプレイにおけるレンダリングがより鮮明になる。

変更

  • Accept-Language ヘッダーにおいて、品質値 (Q 値) の扱いを他のウェブブラウザ―と同様のものとした。これまで q=0.5 をセットしていた 2 番目の言語に対して q=0.9 をセットし、それ以降の言語に対しては 0.1 ずつ減らした値をセットするようになった (最低は 0.1)。この変更により、低い Q 値の送信を誤って拒絶するサーバーに対する互換性の問題が解決する。

Enterprise

Developer

  • ビュー遷移: ビュー遷移の疑似要素が要素パネルに、関連するアニメーションがアニメーションパネルに表示されるようになった。
  • アンカー位置: 要素ビュー上で、正当な anchor-name を持つ要素に対して ‘anchor’ バッジが付与されるようになった。position-try-fallbacks を使用する要素が選択された場合、@position-try CSS ルールが CSS ルールパネルに表示されるようになった。
  • JSON ビューアーに、Firefox プロファイラーからリソースをインポートするボタンが追加された。
  • 疑似要素セレクターを CSS ルールパネルに追加、編集できるようになった。

Web Platform

  • Navigation API をサポート。この API により、ブラウザーのナビゲーション操作の初期化、割り込み、管理が可能となる。これまでの History API や window.location の後継きのうとなる。
  • Unicode ICU ライブラリーを release 78 に更新。Unicode 17 および新しいロケールをサポート。
  • サービスワーカー内での ES モジュールをサポート。ウェブアプリにおける Firefox とほかの主要なウェブブラウザ―の互換性を改善。
  • CSS Module Scripts をサポート。スタイルシートを JavaScript モジュールシステムおよびインポートアトリビュートによってインポートできるようになった。
  • ::marker 疑似要素内における CSS の counter-* および quotes プロパティをサポート。
  • CompressionStream および DecompressionStream において Brotli フォーマットをサポート。
  • :active-view-transition-type セレクターおよび関連する View Transitions API の変更をサポート。
  • Document.activeViewTransition プロパティを経由してドキュメント上でのビュー遷移を開示するようになった。
  • CSS anchor positioning をサポート。
  • Storage-Access-Headers ヘッダーをサポート。Storage Access API に先んじて、分割されていない Cookie を HTTP ヘッダー経由で取得できるようになった。
  • CSS root-font-relative 単位である rcaprchrexric をサポート。

セキュリティ修正

今回のアップデートでのセキュリティ修正は合計16個で、重要度別の区分では重要度区分「高(high)」7件、「中(moderate)」6件、そして最も低レベルの「低(low)」3件の修正が行われています。

重要度「高」のセキュリティ修正情報

重要度「中」のセキュリティ修正情報

重要度「低」のセキュリティ修正情報

Firefox 147.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN および Mozilla Developer YouTube チャネル を参照されたい。

注意事項

▶︎Security Vulnerabilities fixed in Firefox 147 — Mozilla

Firefox 147.0」は、Windows, Mac そして Linux向けがリリースされており、すでにFirefoxがインストールされている場合にはメニュー「Firefoxについて」から、あるいはMozillaWebサイトよりダウンロードいつでもアップデートすることができます。Firefox 147.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 147.0 システム要件 を参照してください。また、延長サポート版である Firefox ESR もバージョン 140.7.0 および 115.32.0 がリリースされています。

Mozillaは、6~8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップ向け次期メジャー・アップデート版「Firefox 148」は現地時間2026年2月24日(火)のリリース予定となっています。

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