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無線LAN物語2[192.168.11.1]

IPアドレスというのは、サーバー、ルーター、パソコン、プリンター、スマホ、ゲーム機なんでもいいけど、インターネットにつながるコンピューター機能を持ったすべての機器に割り当てられるアドレス(住所)のことだ。

IPアドレスは、「.(ドット)」で区切られた0から255までの4つの数字からできている。

0.0.0.0 〜 255.255.255.255

0から255ということは、256個の数字を指定できるということだ。
それが4組あるわけだから、組み合わせの数は256×256×256×256=256の4乗=42億9496万7296。
だから、約43億台のコンピューターの住所を指定できる。

でも、世界の人口は今、70億人を超えている。

population

1人1台以上のコンピューター機器を持つようになった時代に43億で足りるの?

答えは、yes and no.

yesというのは、43億で足りるような仕組みをIPアドレスは持っているから(正確にいうと、後で持たせた)。

noというのは、それでも足らなくなってきたので、現在のIPアドレスと平行運用して、ほとんど無限のアドレスを供給できる新しいIPアドレスが使われ始めているからだ。

今使われているIPアドレスはバージョン4で「IPv4(アイピーブイ4)」と呼ばれている。
新しいIPアドレスは「IPv6(アイピーブイ6)」。

もう絶対IPアドレス不足にはさせないぞ、という気合いで作ったIPv6のアドレス数は約43億x43億x43億x43億個。
70億人に均等に割り当てると1人あたり約4穣8,600?個 = 4京8,600兆×1兆個になる。
ひとつ、ふたつ、みっつ、後は「いっぱい」、という日常を過ごしている人間にはよくわからない数字だ。

と言っても、IPv6の利用はまだ全体の1割程度。

まだまだ、IPv4が主流だ。

そのIPv4の、43億で足りるような仕組みというのは、どういうものなのか。

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MZ-80いじってました。アップルはMacintosh IIcxから(平和な時代でした)。それ以降も、本気で勉強する気にならなかったので、ITは、いつまでたってもわからないことだらけ、猫灰だらけ。

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