Mozillaは、9月21日にリリースしたWindows、Mac、Linux向けデスクトップ正式版「Firefox 49.0」の修正版「Firefox 49.0.2」をリリースしました。前回リリースした「Firefox 49.0.1」がWindowsのみを対象とした修正であったのに対し、今回はWindows、MacおよびLinux向けデスクトップが対象となっています。
今回リリースされたFirefox修正版「Firefox 49.0.2」では、フラッシュプラグインの非同期レンダリングがデフォルトで有効になっています。これはパフォーマンスの向上およびFlashプラグインを使用するサイトのクラッシュを軽減する効果があります。わたしもそうですが、Flashによるクラッシュに悩まされているユーザーは多いかと思われるので、朗報と言える新機能です。また、その他にもいくつかの機能の修正やさまざまなセキュリティ修正が行われています。
デスクトップ版Firefoxの変更点
新機能
- Flash の非同期描画が標準で有効となりました。これによりパフォーマンスの向上と、Flash を利用しているサイトでのクラッシュが減少します (Bug 1307108)
修正
- D3D9 が標準のフォールバック先であることを変更しました。これは描画が崩れる不具合への対処となります (Bug 1306465)
- ネットワークに関する不具合を修正しました。この不具合が原因となって、起動時に Firefox のユーザーインターフェースが表示されないことがありました (Bug 1305436)
- Array.prototype.values におけるブラウザ互換性に関する不具合を修正しました (Bug 1299593)
- いくつかのセキュリティ問題を修正しました。
- ファイルのアップロードにおけるブラウザ互換性に関する不具合を修正しました (Bug 1306472)
- HTML5 アプリに影響する Canvas フィルターに関するグラフィックスの問題を修正しました (Bug 1304539)
変更
- タブ切り替えのパフォーマンスに関する情報を取得するようになりました (Bug 1304113)
Mozillaは、6〜8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。次のバージョン「Firefox 50」は2016年11月8日(火)の予定です。
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ガジェット好きなオヤジです。iPhoneやMac・PCを使っていて、ふとしたときに感じた疑問なんかを自分なりに解決した記事を書いていきます。また、時には楽しい動画なんかもアップしていくつもりです。どうぞよろしく!