Mozillaは、Windows、MacおよびLinux向けメールクライアント「Thunderbird」の修正バージョン「Thunderbird 52.3.0」をリリースしました。
今回のアップデートでは、特定の状況で大きな添付ファイルを開くのに時間がかかってしまう問題をはじめ、メール本文に画像を挿入する際に認証を必要とする場合でも認証ダイアログが表示されない問題や他のメッセージで選択されたテキストが返信内に含まれる問題など、数多くの問題の修正が行われています。
ただ、Gmail OAuth2 有効時にマスターパスワードを複数回尋ねられてしまう問題やWindowsで、[送信] > [メール受信者] メニューが動作しない問題などについては、未解決のまま既知の問題点となっています。
Thunderbird 52.3.0の変更点
修正
- 特定の状況で大きな添付ファイルを開くのに時間がかかってしまう問題を修正しました。
- メール本文に画像を挿入する際、その画像のURLが認証を必要とする場合であっても認証ダイアログが表示されない問題を修正しました。
- 他のメッセージで選択されたテキストが返信内に含まれる場合がある問題を修正しました。
- 印刷時にインライン画像が用紙サイズに合わせて縮小されない問題を修正しました。
- 返信あるいは転送しようとするメッセージが草稿として保存され、その草稿が後で送信された場合に、メッセージ情報フラグ (返信済みあるいは転送済み) が失われてしまう問題を修正しました。
- maildir ストレージ形式が使用されていた場合に POP3 サーバーからメッセージを削除できない問題を修正しました。
- 厄介な迷惑メールを選択した際、目にしたくないインライン画像を表示させないようにしました。
既知の問題点(未解決)
- Gmail OAuth2 有効時にマスターパスワードを複数回尋ねられてしまいます。
- Windowsで、[送信] > [メール受信者] メニューが動作しません。回避策: Microsoft Visual Studio 2015 再頒布可能ランタイムライブラリ か Universal C Runtime for Windows Server をインストールしてください。
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