iPhoneやiPad、iPod touchなどのiOSデバイスを購入したものの、初期不良などでApple Careなどのサービスを利用した際に「新品に交換しますね」と言われてその気になって「新品に交換してもらえてよかった」と一安心した経験を持つユーザーも多いかと思います。
でも、これ実は「新品じゃない!」という場合があるようです。そう、実はiPhoneなどのiOSデバイスでは、こうした交換を行なった場合に完全にまっさらな新品ではないということがあります。iPhoneやiPad、iPod touchなどのiOSデバイスでは、新品と称して実は「新品」「交換用モデル」そして「修復モデル」の3種類が流通しています。
「新品交換したiPhone、実は新品じゃない?」Appleでは親切にも、新品と言いながら、この「新品」「交換用ユニット」「修復モデル」であることをちゃんと識別して表示しています。あなたのiPhoneが本当に「新品」なのか、あるいは「交換用ユニット」または「修復モデル」のどれであるかを確認する方法は以下の通りです。
あなたのiPhoneが「新品」「交換用ユニット」「修復モデル」のどれであるかを確認する方法
あなたの持っているiPhoneが実際に“新品”のどのカテゴリに属しているかを知るのはすごく簡単なことです。この情報を得るために追加のソフトウェアをインストールするなどの必要はありません。ましてや、デバイスを“脱獄”する必要もありません。
- まず最初に、初期不良などで“新品”に交換されたiPhoneを充電してすぐに使用できる状態にしたら、電源を入れて使用できる状態にします。そして、ホーム画面からネイティブの[設定]アプリを立ち上げてください。
- [設定]アプリを開いたら、[設定]→[一般]→[情報]へと画面遷移します。
- [情報]の一覧画面では、デバイスの[モデル]番号を探します。
[モデル]番号を確認します。ここでは「MQC12J/A」となっています。このコードの最初の文字は「M」ですね。実はこの最初の文字が重要です。[モデル]コードの最初の1文字目は「M」「F」「N」のいずれかではじまる決まりになっています。そして、その後に一連の文字と数字が続き、そのデバイスに関連する固有の番号が与えられます。
- [モデル]コードの最初の1文字目が「M」ではじまる場合にはまっさらの新しいデバイスである証です。これが「F」ではじまる場合には、それは修復されたデバイスであることになります。そして「N」であった場合には、これは交換用デバイスであることになります。
上記のように、自分が持っているデバイスがどのような種類のiPhoneであるかを知ることはすごく簡単に行うことができます。
- M:まったく新しいデバイス
- F:修復されたデバイス
- N:交換用のデバイス
初期不良などでApple Careなどのサービスを利用した際はもちろんのこと、第三者を通じてiPhoneを入手する際には、このモデル番号を気にして見てもいいかもしれませんね。ただ、このモデル番号によって修復されたものであるとか、新品であるとかを知ったところで特別に不都合はないでしょう。ただ、下取りに出そうと思っている場合には多少の複合があるかもしれませんね。