AppleがApp Storeを利用できるiTunesバージョン12.6.3をアップデート、iTunesを利用してアプリをインストールしている企業ユーザー向けの名目で最新バージョン「iTunes 12.6.4.3」を静かにリリースしています。
この情報は、米国のニュースブログサイトMac RumorsやRedmond Pieなどによって報じられているもので、実際にAppleの英語サポートページ「Deploy apps in a business environment with iTunes」で利用可能であることが紹介されています。Mac向けはもとより、Windows パソコン 32ビット版や、Windows パソコン 64ビット版向けの「iTunes 12.6.4.3」をダウンロードすることが可能です。
ただし、日本のAppleサポートページ「企業環境で iTunes を使って App を配布する」では配布されていないので、注意が必要です。
3月20日にはすでにアップデートバージョン「iTunes 12.6.4.3」が静かにリリースされていたものの、残念ながらリリースノートは存在せず、更新内容の詳細は不明のようです。推測となってしまいますが、App Storeと着メロ管理機能を復活させた前バージョン「iTunes 12.6.3」リリース以降に見つかった不具合や細かなバグの修正、パフォーマンスおよび安定性の改善のみを行なったマイナーアップデートであると思われます。
Applehは昨年2017年9月13日にリリースした「iTunes 12.7」でiTunes上にあったApp Store機能を削除して以降、企業ユーザーなどの要望を入れる形で「iTunes 12.6.3」を公開、App Storeを利用したい一般ユーザーでも手動でインストールできるようなっています。
ただ、今回の「iTunes 12.6.3」から「iTunes 12.6.4.3」への自動アップデート機能は提供されておらず、利用したいユーザーはダウンロードサイトにアクセスして手動でインストールする必要があります。
Source:Apple Support