Mozillaは2019年6月12日(現地時間6月11日)、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向けのWebブラウザFirefoxのメジャーアップデート版として5月22日にリリースされた「67.0」2度目となる修正バージョン「Firefox 67.0.2」をリリースしました。
今回5月22日にメジャーアップデートされたMozillaのWebブラウザ「Firefox 66.0」では、未使用のタブを中断、起動するまでコンポーネントの初期化を遅らせるなどのいくつかの機能変更により、Firefoxのパフォーマンスが向上しています。また、そのほかにも数多くの新しい機能が追加されています。
また、初の修正バージョン「Firefox 67.0.1」では、ユーザーに Mozilla のプロダクトおよびサービス群を紹介するためのウェブページおよびブラウザ機能が追加されるなど、いくつかの新機能が追加されています。ユーザーに Mozilla のプロダクトおよびサービス群を紹介するためのウェブページおよびブラウザ機能が新たに追加され、これらによりプライバシー保護が強化されました。
今回の修正バージョン「Firefox 67.0.2」では、コンソールでの JavaScript エラーをはじめ、プロキシー認証のダイアログボックスが繰り返しポップアップされる問題やホームページのカスタムが破損する問題など数多くの問題が修正されています。
Firefox 67.0.2デスクトップ版リリースノート
修正
- コンソールでの JavaScript エラー (“TypeError: data is null in PrivacyFilter.jsm“) を修正。これにより、セッション回復の信頼性およびパフォーマンスが低下していた (bug 1553413)
- Firefox 67 へのアップデート後、プロキシー認証のダイアログボックスが繰り返しポップアップされる問題を修正 (bug 1548804)
- FIDO U2F の実装が Chrome と異なることにより Pearson MyCloud が正しく機能しない問題を修正 (bug 1551282)
- eclipse RAP ベースのアプリケーションのパフォーマンス低下に関する問題を修正 (bug 1555962)
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経由で 2 つのダウンロードを並行して開始できない問題を修正 (bug 1542912)- Linux および macOS: 一度セーフモードでの起動を行うと、その後の起動時に Firefox がプロファイルが新しすぎる (より新しいバージョンの Firefox に適合している) と誤認する問題を修正 (bug 1556612)
- Linux ディストリビューションのユーザーが、ビルトインの設定 UI からでは言語の追加・設定を簡単に行えない問題を修正 (bug 1554744)
- 開発者ツールのインスペクターマークアップビューのコンテキストメニューで、HTML のタグから href/src コンテンツをコピーできない問題を修正 (bug 1552275)
- 終了時にデータを消去する設定にしていると、ホームページのカスタムが破損する問題を修正 (bug 1554167)
- macOS 10.15 でクラッシュする問題を修正 (bug 1556076)
今回アップデートされた「Firefox 67.0.2」は、Windows、Macそして Linux向け、およびAndroidがリリースされており、すでにFirefoxがインストールされている場合にはメニュー「Firefoxについて」から、あるいはMozillaWebサイトよりダウンロードいつでもアップデートすることができます。
なお、Mozillaは、6〜8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップ向け次期メジャー・アップデート版「Firefox 68」は現地時間2019年7月9日(火)のリリース予定となっています。