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Mozilla、Firefox 134.0デスクトップ向け最新安定版をリリース。ハードウェアサポートのあるWindowsデバイスでHEVC 動画コンテンツの再生をサポート、など。

Mozillaは2025年1月8日(現地時間1月7日)、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向けのWebブラウザFirefoxの定期的なメジャーアップデートとなる「Firefox 134.0」を正式リリースしました。

今回リリースされたMozillaのWebブラウザ最新バージョン「Firefox 134.0」では、以下の新しい機能や修正が行われています。

Firefox 134.0デスクトップ版リリースノート

新機能

  • Linux: タッチパッドでのホールドジェスチャーをサポート。タッチパッドに二本指を置くことで動的スクロール (勢いのあるスクロール) を停止できる。
  • Windows: ハードウェアアクセラレーションによる HEVC 動画コンテンツの再生をサポート。
  • 検索エンジンである Ecosia を、ドイツ、オーストリア、ベルギー、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイスの各言語で利用可能となった。

変更

  • 一時的なユーザー活動のためのモデル HTML 仕様により従うようになった。この変更により、以前のバージョンで過剰にブロックしていたポップアップのブロックを緩和し、プロンプトの誤ったブロックを減少させる。
  • 刷新された新しいタブレイアウトがカナダおよびアメリカで利用可能となった。Firefox ロゴと転記ウィジェットを再配置し、ウェブ検索、ショートカット、おすすめのストーリーよりも上部に置かれるようになった。おすすめのストーリーをカード UI に変更し、スペースを有効活用する。

Enterprise

Developer

  • WebExtension のデバッグを改善。アドオンを再読み込みするとデバッガー上のソースコードを自動的に再読み込みするようになった。
  • デバッガーのログポイントの値を自動的にプロファイラーマーカーに変換するようになった。デバッガーからマーカーのタイムラインに情報を直接追加することが容易となる。
  • ネットワークパネルに Early Hints に関する情報が表示されるようになった。HTTP ステータスコード 103 についてもインジケーターが表示される。

セキュリティ修正

今回のアップデートでのセキュリティ修正は合計11個で、重要度別の区分では重要度区分「高(high)」3件、「中(moderate)」8件の修正が行われています。

重要度「高」のセキュリティ修正情報

重要度「中」のセキュリティ修正情報

注意事項

▶︎Security Vulnerabilities fixed in Firefox 134 — Mozilla

Firefox 134.0」は、Windows, Mac そして Linux向けがリリースされており、すでにFirefoxがインストールされている場合にはメニュー「Firefoxについて」から、あるいはMozillaWebサイトよりダウンロードいつでもアップデートすることができます。Firefox 134.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 134.0 システム要件 を参照してください。また、延長サポート版である Firefox ESR もバージョン 128.6.0 および 115.19.0 にアップデートされています。

Mozillaは、6~8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップ向け次期メジャー・アップデート版「Firefox 135」は現地時間2025年2月4日(火)のリリース予定となっています。

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