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【iOS 10】iPhoneにインストールしたアプリの「信頼されていない開発元」を“信頼”する手順

Cydia Impactorはもちろん、Xcodeを使用したiPhoneへのアプリのインストール、サイドロードを行なった際には「信頼されていない開発元」として信頼を確立しないとiOSデバイスで使用することができません。ここでは「信頼」を確立する方法について紹介します。

iOS_App_Trust

Apple Developerアカウントを持っているユーザーであれば、 iOSアプリを開発して自分または社内などの限られたユーザーに配布することができます。この場合、アプリ開発元の「信頼」を確立しないと使用することができません。通常のモバイルデバイス管理(MDM)のAppインストールであれば、何の問題もなく自動的に「信頼」が確立されます。が、自分のApple Developerアカウントでアプリを手動でインストールする場合には、この「信頼」を手動で確立する必要があります。

なお、Appleはアプリを自分のApple Developerアカウントなど所属している組織からインストールするのでなければ、Apple App Storeからのみアプリをダウンロード&インストールすることを推奨しています。

アプリの手動インストールの際に「信頼」する手順

Apple Developerアカウントを使用してiPhoneにサイドロード、あるいはApple App Store以外のツールを使用してダウンロード&インストールされたアプリを起動すると、「信頼されていない開発元」などのメッセージが表示されてしまい、アプリを起動することができません。この場合には、以下の手順でアプリの開発元を「信頼」する必要があります。

App_Trust-01
  1. iPhoneの設定アプリを起動して[設定]→[一般]へと進み、[一般]画面をスクロールし、[デバイス管理]あるいは「プロファイルとデバイス管理」を探してタップします。
    App_Trust-02App_Trust-03
  2. 次に、「デバイス管理」画面には「構成プロファイル」「エンタープライズAPP」「デベロッパAPP」などのセクションが場合によって表示されます。ここではApple Developerアカウントを使用したアプリのインストールを前提に説明するので、「デベロッパApp」セクションにあるサイドロード元(Apple Developerアカウント名が表示されます)をタップします。
    App_Trust-04
  3. サイドロード元の「信頼」設定画面が表示されるので、水色の「“(デベロッパー名)”を信頼」ボタンをタップします。
    App_Trust-05

    なお、信頼を確立する際にはアプリの開発元の証明書を検証するので、インターネットへの接続環境が必要です。

  4. すると、確認のポップアップ画面が表示されるので、ここでもう一度「信頼」します。
    App_Trust-06
  5. これでアプリの“信頼”設定は完了です。このアプリを削除する場合には、画面の赤文字「Appを削除」でいつでも行うことができます。
    App_Trust-07

なお、一度アプリをインストールすしてプロファイルを「信頼」すると、同じ開発元によるほかのアプリを手動でインストールした際に、「信頼」を手動設定することなくすぐに開けるようになります。

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ガジェット好きなオヤジです。iPhoneやMac・PCを使っていて、ふとしたときに感じた疑問なんかを自分なりに解決した記事を書いていきます。また、時には楽しい動画なんかもアップしていくつもりです。どうぞよろしく!

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