iPhon、iPad、およびiPod TouchなどのiOSデバイス向け最新OS「iOS 11」の正式公開まで2週間を切りました。また、その際には同時にiOS 11を搭載するiPhone 7s/7s Plusも公開されるでしょう。現在使用しているiPhoneへのiOS 11アップデート、新型iPhone 7s/7s Plusへの機種変、どちらの場合にもスムーズなデータ移行には事前の準備が重要です。
Appleはサポート公式サイトをリニューアルし、アップデート前に準備しておくべきことについての案内ページ「iOS 11にアップデートする前に」を公開しています。iOS 11 にアップデートする前に、あらかじめ行っておくべき準備として、「互換性を確認する」「バックアップを作成する」「パスコードを確認する」「Apple ID を確認する」の4点を紹介しています。
iOS 11にアップデートする前準備としてやっておくべきこと
使用しているiPhoneのiOS 11アップデートや新型iPhone 7s/7s Plusへの機種変更などをお考えであれば、iPhoneのデバイス・パスコードやApple IDのアカウント・パスワードは特に重要です。日頃、iPhoneにログインする際に指紋認証によるTouth IDを利用している場合も、アップデートしてアクティベーションする際には必要となるので注意しましょう。また、iPhone本体のストレージ空き容量の確認も行なっておくとよいでしょう。
目次
1.iOS 11対応機種の確認
iOS 10がインストールされているデバイスなら、ほとんどの場合 iOS 11にアップデートできます。ただ、現在稼働していると思われるすべてのiPhone、iPad、iPod touchというわけにはいきません。昨年リリースしたiOS 10では、4インチのiPhone4sをはじめ、 iPad 2、iPad 3、iPad mini、および第5世代iPod touchが対応デバイスから外れました。今回のiOS 11では、さらにiPhone 5、5c、iPad(第4世代)が姿を消しています。念のために、あらかじめ確認しておきましょう。
iPhone、iPad、およびiPod touchの各種モデルの調べ方については以下のページを参照してください。
2.iOSデバイスデータのバックアップ
使用しているiPhoneには大切な個人データが保存されています。iOS 11にアップデートする際にはどんな障害があるかわかりません。データをすべて失うリスクもあります。そんな致命的な問題に遭遇しないために、万が一に備えて必ずバックアップを取っておきましょう。
また、機種変更の際にも旧デバイスのデータをサクッと引き継ぐためには、あらかじめ機種変更前のiPhoneでバックアップを取っておく必要があります。
3.iPhone本体のパスコード確認
iPhoneなどのiOSデバイスのOSをアップデートすると、最初にデバイスのロック解除のためのパスコードを要求されます。普段、何気なく指紋認証によるTouch IDを使用していると、このパスコードを忘れがちです。デバイスのパスコードを事前に確認しましょう。そして、もし忘れてしまっていたら、アップデートする前に以下の記事を参考にして、必ず解決しておきましょう。
4.Apple ID・パスワードの確認
iPhoneを使用している多くのユーザーは、iCloudを利用しているかと思います。その場合には、アップデートしてデータを復元した後での初期設定でApple IDのアカウント及びパスワードの入力が求められます。スムーズに初期設定を完了するためにもApple IDのアカウント及びパスワードを確認しておきましょう。もし、Apple IDのアカウントやパスワードを忘れてしまっていたら、以下の記事を参考にしてアップデートを行う前に解決しておきましょう。
5.iPhone本体のストレージ空き容量の確認
iOS 11へのアップデートには、アップデートファイルをダウンロードするための空き容量が必要です。空き容量がない場合にはiOS 11アップデート自体ができないことにもなりかねません。最低でも1.5GB以上の空き容量があることを確認しましょう。
使用しているiPhoneのストレージ空き容量は、設定アプリを立ち上げて[設定]→[一般]→[ストレージとiCloudの使用状況]で確認することができます。「ストレージ」セクションの「使用可能」容量を確認し、不安な場合には「ストレージを管理」に進み、空き容量確保のために「Appを削除」することも可能です。
空き容量が少ない、不足している場合には使用していないアプリをはじめ、写真や動画など普段使用していない、必要のないものを削除して容量を確保しましょう。