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【動画・写真投稿】あなたの撮影した動画や写真がスクープに!

スマートフォンの普及によって個人が写真や動画を撮影する機会が増えています。撮影した写真や動画をLINEやTwitter、Facebookなどを通じて友人と共有したり、YouTubeやニコニコ動画などで配信されている動画を見たりして楽しんでいる方がほとんどだと思います。このようにネット上では当たり前であった写真や動画サービスの利用ですが、最近テレビ番組でも視聴者投稿の写真や動画を多く目にするようになったと思いませんか? 買っているペットやかわいい赤ちゃんなどの写真や動画をコンテンツとした番組は以前から人気ですが、ニュース映像などにも視聴者投稿の映像が使われることが多く見られるようになってきました。
テレビ局動画投稿サイト

NHKをはじめ、民放各局が投稿サイトやアプリを用意

各テレビ局の投稿サイトを見てみると、まず日本テレビが2006年に「第2日本テレビ」の名称で、日本初のテレビ局主導で行うインターネット動画配信サービスを始め、個人から提供される動画の投稿システムを導入しています。2007年には読売新聞東京本社と、ニュース写真・動画投稿サイト「みんなで特ダネ!」を開設し携帯電話からの投稿もできるようにしています。現在は、日テレ投稿ボックス「everyone」(アプリはAndroidのみ、2016年2月現在)にて投稿を受け付けています。
日テレ投稿ボックス「everyone」
NHKは2009年に動画投稿サイトを開設し、その投稿内容をもとにした番組『○○!投稿DO画』の放映をしています。ニュース映像などは、「NHKスクープBOX」(アプリはAndroid/iOS)から投稿できます。
NHKスクープBOX
テレビ朝日は2014年に動画投稿サイト「みんながカメラマン」(アプリはAndroid/iOS)をスタート。開設当初、利用規約をめぐり、「権利はテレビ朝日が取り、責任は投稿者に押し付けている」などと批判が殺到し、サイトを閉鎖する騒ぎが起きたようですが、現在は、規約の改訂を行い運営されています。
みんながカメラマン
TBSでも2014年に独自で開発した投稿動画の受付システムを導入、「TBSスクープ投稿」(アプリはAndroid/iOS)を開設しています。昨年22年の幕を閉じたバラエティ番組『さんまのSUPERからくりTV』などでも視聴者投稿ビデオコーナーが人気を博したのは記憶に新しいところです。
TBSスクープ投稿
最後に、フジテレビは、2013年にフジテレビ系列で構成するFNN各局と連携する形で「FNNビデオPost」(アプリはAndroid/iOS)をオープンさせています。こちらからは自分が投稿したいFNN28局にそれぞれの投稿ページへリンクすることもできます。
FNNビデオPost

写真・動画を投稿する際は“利用規約”を必ず読みましょう!

テレビ朝日の動画投稿サイト「みんながカメラマン」が開設当初、“利用規約”をめぐり、一時的にサイトを閉鎖したことに触れましたが、写真や動画を投稿する前には必ずその投稿サイトの“利用規約”に同意した上で投稿するようにしましょう。基本的には、「写真や動画自体の著作権は投稿者に属し、その使用権をテレビ局側に貸与した形」になると思います。また、「第三者の権利を侵害する恐れのある動画は投稿しないこと」、特に「第三者が写っている場合や第三者の所有地内で撮影した場合には、その権利者の了承を得ること」などの投稿条件が各規約には書かれていますので投稿する側も、十分に注意することが必要です。

国立国会図書館では、東日本大震災に関する写真・動画の投稿を呼びかけ

今まで紹介させていただいた写真・動画投稿サービスは、テレビ局に情報提供をするものですが、国立国会図書館では“東日本大震災に関する記録を集めること”を目的として、NHKや河北新報、Google、niconicoなどと共同で、東日本大震災に関する写真・動画の投稿を呼びかけています。国立国会図書館が運営している東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」の“写真・動画の投稿ページ”に各企業・機関が行っているプロジェクトへのリンクがあり、各プロジェクトに写真や動画を投稿できるようになっています。投稿された写真や動画は、国立国会図書館の「ひなぎく」内で検索できる仕組みです。
国立国会図書館東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」
写真や動画は、時として残酷なものでもありますが、5年前に起こった東日本大震災のような決して忘れてはならないものの“記憶”として、そして復興への足がかりのための“資料”として貴重な役割を果たしてくれます。また、なにげなく撮影していた映像が事件や事故の解決にもつながることがあります。

あなたのスマートフォン内にある写真や動画の中にも世の中を動かす衝撃的なスクープ映像があるかもしれません。ぜひ、一度確認してみてはいかがでしょうか?

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編集すること、整理することは好きなのですが、今の世の中の膨大な情報量とスピードについていけず、日々右往左往。そんな星の数ほどある情報の中から、キラリと光る“一品”を探しに行ってきます。見つけたら、ご報告しますね!

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この記事へのコメント

  1. 辻 進 より:

    いざという時に送信したい

  2. 藤村智子 より:

    UFOが来ました!!2回目です!!何しに来た?!!

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