谷津道を走るようになってから、タイヤに傷ができるようになりました。小枝が散乱した道を走ることが多くなったからなのか、タイヤを変えたせいなのか。調べたら、タイヤ表面のキズにド定番の補修剤がありました。
ド定番の補修剤というのは「セメダイン スーパーX」。
http://www.cemedine.co.jp/product/domestic/superx/
選んだのは標準タイプの「スーパーX」ブラック
スーパーXは、「つける素材を選ばない、超多用途接着剤」というのが売り。
しかし、「自分に必要な接着剤を選ぶのに迷った時は超多用途弾性接着剤『スーパーX』シリーズをお選びください」と言っておきながら、なぜか4種類もあります。しかも、そのうちの1種類は色が3色あります。
しっかり、迷わせてくれます。
(1)スーパーX 標準タイプ/ブラック・ホワイト・クリアの3色
(2)スーパーX2 速硬化タイプ
(3)スーパーXゴールド 高透明・速硬化タイプ
(4)スーパーXハイパーワイド ポリエチレン・ポリプロピレンの固定にも使える
スーパーXシリーズというのは、「ゴムのように固まるシリコン系の弾性接着剤」です。
買ったのは、(1)のブラック。タイヤは黒いから。
135ml入りもありますが、20ml入りで十分です。100回以上(たぶん)使えます。
スーパーXの弱点は、しっかり固まるまでに24時間〜48時間必要なことです。
速硬タイプの「スーパーX2」や「スーパーXゴールド」を使っている人もいるようですが、両方とも色は透明です。
ブラックがあるのはスーパーXの標準タイプのみ。
しかし、標準タイプのスーパーXの3種類はパッケージも分かりにくい。
赤いパッケージがホワイト
青いパッケージがクリア
黒いパッケージがブラック
しかも、
ホワイトとクリアのパッケージには、「超多用途」と
「熱・水・ショックに強い 屋外にも使える」の文字があるのに、
ブラックのパッケージには、「超多用途」の文字はなく、
「靴・バッグの風合いを損なわずに接着できる」の文字のみ。
文字どおりなら、「熱・水・ショックに強い 屋外にも使える」青いパッケージのクリアを選びたくなります。でも、ホームページの説明を読む限り、ブラック、ホワイト、クリアとも中身は同じはず。
せっかくなので、ついでに、セメダインのホームページから、硬化するまでの時間を書き出すと・・・。
(1)スーパーX
約1~2時間で動かなくなり、約24~48時間で実用強度
(2)スーパーX2 速硬化タイプ
約24~48時間で完全に固まります
(3)スーパーXゴールド 高透明・速硬化タイプ
約2分で動かなくなり、24時間で実用強度
(4)スーパーXハイパーワイド
約1時間で動かなくなりますが、念のため約24時間は養生し完全に効果を確認してからご使用ください
(3)のスーパーXゴールドでも「24時間で実用強度」だとしたら、タイヤが黒くない人以外は「スーパーX」のブラック一択だと思うのですが、どうなんでしょ。
スーパーXの使い方
正直、適当です。
傷の上にチューブを押し付けスーパーXを盛ります。
そのまま放っておくと、丸いまま固まりそうなので、
付属品の白いヘラで適当な高さにならします。
(こねくりまわすと、どんどん収拾がつかなってこうなりますが、特に問題はありません)
1日以上放置。1、2回走ると、どこに傷があったか分からなくなります。
(上の傷とは違う前回補修したはずの場所を撮っています)
タイヤに傷がつきやすくなったのは
今使っているタイヤというのは、マビックのイクシオン PRO USTです。ホイールをチューブレスのMAVIC キシリュウムPRO USTに変えたとき一緒についてきたタイヤです。
タイヤの構造を大雑把に描くと、
(1)トレッド 路面に直接触れるタイヤの一番外側のゴム
(2)ケーシング(orカーカス) 繊維を束ねゴムで被覆したタイヤの骨格
(3)ビード タイヤをホイールのリムに固定させる部分
タイヤのトレッド部分のゴム素材のことを「コンパウンド」と言います。今使っているタイヤはこのコンパウンドが柔らかいのです。
「イクシオン PRO UST」と検索すると、
・タイヤの磨耗が早い
・タイヤ表面にすぐ傷ができる
中には、
・イクシオン PRO USTも普通にパンクする
・シーラントでも穴が塞げず、タイヤ交換に
という人もいます。
ちなみに、私のパンク対策&パンクキットの中身は?
(1)タイヤにシーラント
(2)チューブ1本
(3)CO2ボンベ1本
(4)パークツール タイヤブート
(5)紙やすり
(6)IRC FAST RESPAWN (ファストリスポーン)
(7)ホイールを買ったときついてきたタイヤレバー
(8)バルブコア
(9)携帯用空気入れ
(4)のパークツール タイヤブートというのは、サイドカット対策。タイヤがサイドカットでパンクしたとき、タイヤ内側から貼り付けて使用する応急修理用パッチです。シーラントまみれのタイヤを乾かして、紙やすりをかけて、このパッチを貼って、空気を入れてみて、それでもダメならタイヤにチューブを入れて帰ってくるつもり、というのが机上のパンク対策。うまくいくでしょうか。いくといいんですけど。
それから、(6)のIRC FAST RESPAWN (ファストリスポーン)は、タイヤに注入するとムース状になるシーラントで、「液体ではカバーしきれない範囲まで修復できる」という売り文句を信じて購入。貫通パンクの場合は、タイヤに入っているシーラントが塞いでくれるはずなので、空気を入れながら家に帰ってこようと思ってますが、途中でシーラントがなくなった場合に使うつもりです(シーラントは1年くらいで補充しなければいけないと言われているけど、半年経って後輪は少し空気圧が下がり気味)。
こうやって書き出すと少しやりすぎな気もしますが、「チューブレスタイヤがパンクして、シーラントまみれで帰ってきた」という書き込みを見ると、少しでも保険をかけたくなります。
ところで、私はというと、今までイクシオン PRO USTで2000kmくらい走って一度もパンクしていません。
でも、「タイヤの磨耗が早い」のは実感しています。
だから、余計タイヤの傷が気になるわけで、セメダインスーパーXが、パンクの防止とタイヤの寿命を延ばすことに少しは役に立っている気がします(というより、そう思いたい)。
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