ozillaは2019年6月21日(現地時間6月20日)、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向けのWebブラウザFirefoxのメジャーアップデート版として5月22日にリリースされた「67.0」の4度目の修正バージョン「Firefox 67.0.4」をリリースしました。
今回5月22日にメジャーアップデートされたMozillaのWebブラウザ「Firefox 66.0」では、未使用のタブを中断、起動するまでコンポーネントの初期化を遅らせるなどのいくつかの機能変更により、Firefoxのパフォーマンスが向上しています。また、そのほかにも数多くの新しい機能が追加されています。
また、初の修正バージョン「Firefox 67.0.1」では、ユーザーに Mozilla のプロダクトおよびサービス群を紹介するためのウェブページおよびブラウザ機能が追加されるなど、いくつかの新機能が追加されています。ユーザーに Mozilla のプロダクトおよびサービス群を紹介するためのウェブページおよびブラウザ機能が新たに追加され、これらによりプライバシー保護が強化されました。
そして、前回の修正バージョン「Firefox 67.0.2」では、コンソールでの JavaScript エラーをはじめ、プロキシー認証のダイアログボックスが繰り返しポップアップされる問題やホームページのカスタムが破損する問題など数多くの問題が修正されました。
先日6月19日に修正リリースされたばかりの「Firefox 67.0.3」では、セキュリティ脆弱性に関する緊急の対応がなされています。
そして、今回の修正バージョン「Firefox67.0.4」は、前回バージョン「Firefox 67.0.3」に引き続いてセキュリティ脆弱性についての修正となっています。
Firefox 67.0.4デスクトップ版リリースノート
修正
セキュリティ修正
今回のアップデートでのセキュリティ問題についての修正は1件のみで、重要度区分としては「高(high)」ランクのものとなっています。Firefoxユーザーは速やかにアップデートすることが推奨されています。
- [critical]CVE-2019-11708: sandbox escape using Prompt:Open
Insufficient vetting of parameters passed with the Prompt:Open IPC message between child and parent processes can result in the non-sandboxed parent process opening web content chosen by a compromised child process. When combined with additional vulnerabilities this could result in executing arbitrary code on the user’s computer.
今回アップデートされた「Firefox 67.0.3」は、Windows、Macそして Linux向け、およびAndroidがリリースされており、すでにFirefoxがインストールされている場合にはメニュー「Firefoxについて」から、あるいはMozillaWebサイトよりダウンロードいつでもアップデートすることができます。
なお、Mozillaは、6〜8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップ向け次期メジャー・アップデート版「Firefox 68」は現地時間2019年7月9日(火)のリリース予定となっています。