Mozillaは2021年1月12日(現地時間1月11日)、Windows PC、MacおよびLinux向けメールクライアントThunderbirdの最新マイナーアップデートバージョン「Thunderbird 78.6.1」をリリースしました。

今回のアップデートでは、以下のように新たな機能と機能変更、そして各種修正が行われています。
Thunderbird 78.6.1リリース ノート
変更
- MailExtensions: browserAction, composeAction, messageDisplayAction ツールバーボタンがラベルおよび default_label 属性をサポートした
修正
- クイック検索で検索結果が 0 件になった場合にグローバル検索として再検索できない問題を修正
- メッセージ検索ツールバーに関する修正
- 非常に長い件名の行によってメッセージ作成および表示ウインドウの表示が異常になる問題を修正
- メッセージ作成ウインドウ: 自動補完が行われていない宛先のアドレスが、送信ボタンをクリックしたときに消えてしまう問題を修正
- メッセージ作成ウインドウ: 何も編集せず、宛先フィールドからタブによって移動しただけの新規メッセージが「変更」とマークされなくなった
- MS Exchange サーバー上のアカウントの自動設定に関する修正
- LDAP アドレス帳の安定性に関する修正
- 不正な vcard を添付ファイルとして持つメッセージをプレビューウインドウで表示しても「既読」とならない問題を修正
- チャット: XMPP 接続について TLS 証明書の例外を追加できない問題を修正
- カレンダー: システムのタイムゾーンを適切に検出できないことがある問題を修正
- カレンダー: 繰り返しの予定の編集において「詳細」の内容が空白になることがある問題を修正
- 印刷に関する多くの修正
- 外観とテーマの改善
セキュリティ修正
今回のアップデートでのセキュリティ修正は合計1個で、重要度別の区分では重要度区分「最高(critical)」1件の修正が行われています。
▶︎Security Vulnerabilities fixed in Thunderbird 78.6.1 — Mozilla
「Thunderbird 78.6.1」は、Windows, Mac そして Linux向けがリリースされており、MozillaWebサイトよりダウンロードいつでもアップデートすることができます。
「Thunderbird 78.0」より、アドオンのサポートについて大きな変更が行われており、Firefox と同様、旧式のアドオンのサポートが終了し、MailExtension 形式のみのサポートとなっています。現在利用中のアドオンが更新されているか、ご確認を推奨いたします。