0 / 140

【Windows Update】Microsoft、2025年10月のセキュリティ更新プログラムを公開!ゼロデイ脆弱性3件を修正、など。

Microsoftは2025年10月15日(日本時間)、2025年10月の月例Windows UpdateとしてWindowsをはじめとしたセキュリティ更新プログラムを公開しました。セキュリティ脆弱性などの更新が含まれているので、Windows PCをお使いのユーザーは、なるべく早くアップデートを行いましょう。

今月のセキュリティ更新プログラムでは、Windowsのセキュリティ更新やバグ修正に関する計14件(緊急7件、重要7件)の新規セキュリティ情報を公開しています。

また、2025年10月14日 (米国時間) をもって、Windows 10 のサポートを終了します。詳細は、Windows 10 サポートは 2025年10月14日に終了します を参照ください。

なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、このツールで削除できる悪意のあるソフトウェアが追加されています。詳細は、対象のマルウェアファミリ を参照してください。

Windowsユーザーはできるだけ早く、2025年10月の公開セキュリティ更新プログラムを適用することが推奨されます。

セキュリティ更新プログラム、セキュリティ アドバイザリに関する主な注意点

  • 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、以下の脆弱性は更新プログラムが公開されるよりも前に悪用が行われていることや脆弱性の詳細が一般へ公開されていることを確認しています。お客様においては、更新プログラムの適用を早急に行ってください。脆弱性の詳細は、各 CVE のページを参照してください。
    • CVE-2025-2884 Cert CC: CVE-2025-2884 TPM2.0 リファレンス実装における境界外読み取りの脆弱性
    • CVE-2025-24052 Windows Agere モデム ドライバーの特権昇格の脆弱性
    • CVE-2025-47827 MITRE CVE-2025-47827: IGEL OS 11 以前のセキュア ブート バイパス
    • CVE-2025-59230 Windows Remote Access Connection Manager の特権の昇格の脆弱性
    • CVE-2025-24990 Windows Agere モデム ドライバーの特権昇格の脆弱性
  • 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、以下の脆弱性は CVSS 基本値が 9.8 以上と高いスコアです。これらの脆弱性が存在する製品、および悪用が可能となる条件については、各CVEのページの 「よく寄せられる質問」 を参照してください。これらの脆弱性は、更新プログラムが公開されるよりも前に悪用が行われていることや脆弱性の詳細が一般へ公開されていることを確認していませんが、脆弱性の特性を鑑み、企業組織では早急なリスク評価とセキュリティ更新プログラムの適用を推奨しています。
    • CVE-2025-55315 ASP.NET のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性
    • CVE-2025-49708 Microsoft Graphics コンポーネントの特権の昇格の脆弱性
    • CVE-2025-59287 Windows Server Update Service (WSUS) のリモートでコードが実行される脆弱性

2025年10月のセキュリティ更新プログラムを公開した製品、コンポーネント一覧

Microsoftが2025年10月15日(日本時間)にセキュリティ更新プログラムを公開した製品およびコンポーネントの一覧が公開されています。最新の情報は、2025 年 10 月セキュリティ更新プログラム リリースノート をご確認ください。

2025年10月のセキュリティ更新プログラム一覧

Microsoftが2025年10月15日(日本時間)に公開したセキュリティ更新プログラムは次の通りです。
最新の情報は、セキュリティ更新プログラム ガイド を確認してください。

最大深刻度「緊急」のセキュリティ更新情報

製品ファミリ:Windows 11

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
v25H2, v24H2 5066835
v23H2, v22H2 5066793

製品ファミリ:Windows 10 v22H2

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
v22H2 5066791

製品ファミリ:Windows Server 2025 (Server Core installationを含む)

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
5066835

製品ファミリ:Windows Server 2022, 23H2 (Server Core installationを含む)

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2022  5066782
Windows Server 23H2  5066780

製品ファミリ:Windows Server 2019, 2016 (Server Core installation を含む)

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2019 5066586
Windows Server 2016 5066836

製品ファミリ:Microsoft Office

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/officeupdates

製品ファミリ:Microsoft Azure

■最も大きな影響
特権の昇格
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/azure

最大深刻度「重要」のセキュリティ更新情報

製品ファミリ:Microsoft Remote Desktop and related services

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/troubleshoot/windows-server/remote/remote-desktop-services-overview

製品ファミリ:Microsoft SharePoint

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/officeupdates/sharepoint-updates

製品ファミリ:Microsoft Exchange Server

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/exchange
Released: October 2025 Exchange Server Security Updates

製品ファミリ:Microsoft .NET and .NET Framework

■最も大きな影響
特権の昇格
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/dotnet
https://learn.microsoft.com/dotnet/framework

製品ファミリ:Microsoft Visual Studio

■最も大きな影響
特権の昇格
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/visualstudio

製品ファミリ:Microsoft SQL Server

■最も大きな影響
なりすまし
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/sql

製品ファミリ:System Center

■最も大きな影響
特権の昇格
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/system-center

既存の脆弱性情報の更新

今月、更新した既存の脆弱性情報はありませんでした。

新規のセキュリティ アドバイザリの公開

今月、新たに公開したセキュリティ アドバイザリはありませんでした。

既存のセキュリティ アドバイザリの更新

Microsoftが2025年10月15日(日本時間)に、既存のアドバイザリ1件の更新をおこないました。

  • ADV990001 最新のサービス スタック更新プログラム
    新しいバージョンのサービス スタック更新プログラムが入手可能であることをお知らせするために、アドバイザリが更新されました。詳細については、FAQ を参照してください。

その他情報

つぶやき

Facebookのコメント

この記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です