Appleは、iPhone、iPad、およびiPod touchのiOSデバイス向けオペレーティングシステム正式版「iOS 9.3.4」をリリースしました。今回のアップデートでは、重要なセキュリティコードの脆弱性を修正しています。平たく言えば、“脱獄(JailBreak)”できてしまう脆弱性を修正したものと言われています。
本日8月5日に公開された「iOS 9.3.4ファームウェア(IPSW)」の機種別ダウンロードリンクです。iOS 9.3.4への再インストールやアップデート、または上位バージョンからのダウングレードに使用することが出来ます。このダウンロードリンクは、Appleのオフィシャル・リンクなので安心してダウンロードすることが出来ます。
iOS 9.3.4の機種別IPSWダウンロードリンク
iPhone
- iPhone 4s
- iPhone 5 (GSM)
- iPhone 5 (Global)
- iPhone 5c (GSM)
- iPhone 5c (Global)
- iPhone 5s (GSM)
- iPhone 5s (Global)
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone SE
iPad
- iPad 2 (WiFi)
- iPad 2 (GSM)
- iPad 2 (CDMA)
- iPad 2 (Mid 2012)
- iPad Mini (WiFi)
- iPad Mini (GSM)
- iPad Mini (Global)
- iPad 3 (WiFi)
- iPad 3 (CDMA)
- iPad 3 (GSM)
- iPad 4 (WiFi)
- iPad 4 (GSM)
- iPad 4 (Global)
- iPad Air (WiFi)
- iPad Air (Cellular)
- iPad Air (China)
- iPad Mini 2 (WiFi)
- iPad Mini 2 (Cellular)
- iPad Mini 2 (China)
- iPad Mini 3 (WiFi)
- iPad Mini 3 (Cellular)
- iPad Mini 3 (China)
- iPad Mini 4 (WiFi)
- iPad Mini 4 (Cellular)
- iPad Air 2 (WiFi)
- iPad Air 2 (Cellular)
- iPad Pro 9.7-inch (WiFi)
- iPad Pro 9.7-inch (Cellular)
- iPad Pro 12.9-inch (WiFi)
- iPad Pro 12.9-inch (Cellular)
iPod
iOSファームウェアは、「ipsw」や「OFW(Official FirmWare)」などとも呼ばれるiPhoneやiPadなどiOSデバイス用OSです。但し、このiOSファームウェアだけではアップグレードもダウングレードも行うことが出来ません。その際に必要になるのが、Appleが認証発行するSHSH(Signature Hash)です。Appleの認証発行が停止されると、そのバージョンへのフォーマットが出来なくなります。現在、すでに「iOS 9.3.1」への認証発行は停止されており、ダウングレード及びフォーマット出来るバージョンは「iOS 9.3.2」「iOS 9.3.3」及び今回リリースされた「iOS 9.3.4」の3つとなります
ファームウェアに含まれるECID(unique chip id)とSHSH、デバイスごとに与えられている16文字のECID以外に、許可証となるAppleが発行する「SHSH」があることでアップグレードやダウングレードを行うことができるわけです。だからと言って、現在はファームウェアとSHSHがあればいいというものではありません。A5チップ搭載機種以降のiOSデバイスでは、Appleがその時点で認証を発行していないiOS6.x以上のバージョンへの復元は出来なくなっています。
また、“脱獄”している場合には、現時点(8月5日現在)で「iOS 9.3.4」へのアップデートは行わない方が賢明です。“脱獄”を解除して最新バージョンのiOS正規版を利用したいと考えているなら別ですが…。そうでなければ、アップデートしても利用可能な“脱獄”方法はないので、アップデートする際には注意しましょう。間違えてアップデートしてしまった場合には、下位のバージョンへダウングレードすることをオススメします。
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