AppleのiOS 10.1.1で起きたバッテリー残量があるのに電源が落ちる問題は、iOS 10.2で改善した?Appleは一部のiPhone 6sでバッテリー残量がある状態でのシャットダウンしてしまう現象やiOS 10.1.1のバッテリー消費の異常について認めています。iPhone 6sについてはバッテリーの無償交換を提示するなどの対応を見せています。ただ、今のところユーザー所有のiPhoneデバイスで、最新のiOS「iOS 10.2」リリースによってバッテリー性能が改善されたかははなはだ疑問です。
iOSのスピード比較テストなどを行なっているiAppleBytesが興味深い「iOS 10.1.1とiOS 10.2」のバッテリーパフォーマンステストを行なっています。iAppleBytesでは以前にも「iOS 10.0.1とiOS 9.3.5」で同様のテストを行なっています。iPhone 6sでiOS 9.3.5が4時間58分でiOS 10.0.1では5時間17分という結果になり、iOS 10になってバッテリー寿命が飛躍的に伸びたことを実証しました。
今回行なったバッテリー寿命テストでも、iOS 10.1.1およびiOS 10.2を搭載したiPhone 6sを使って行われました。iOS 10.1.1を実行しているiPhone 6sでは5時間22分、最新のiOS 10.2では5時間24分という結果になり、以前のテスト結果を上回るパフォーマンスとなりました。
このテスト結果から、バッテリー寿命の点ではiOS 10.2はiOS 10.1.1をわずかに上回る改善ということになります。iOS 10.1.1のバッテリ問題が実際にiOS 10.2で解決したかどうかははなはだ疑問の残るところですね。詳細の内容については以下の動画をご覧ください。