【iOS 10】脱獄不要！「iTransmission 5」TorrentクライアントをiPhoneにインストールする方法

無料のオープンソースiOS向けネイティブBitTorrentクライアントであるトレントアプリ「iTransmission 5」がリリースされ、現在の最新バージョンはすでに「iTransmission 5.4」となっています。以前、iPhoneに「iTransmission 4をインストールする方法」を紹介しましたが、今回はこの最新バージョンではなく、安定している「iTransmission 5」を“脱獄”していないiPhoneなどのiOSデバイスにインストールする方法を紹介します。

「iTransmission 5」は最近まで“脱獄”していないデバイス環境ではインストールすることができませんでした。現在、ラッキーなことに現在iTransmission 5のIPAファイルが公開されています。「iTransmission 5」を“脱獄”なしでインストールできる方法はCydia Impactorを使用したiPhoneへのサイドロードです。お使いのMacまたはWindows PCでiTransmission 5のIPAファイルを取得してパソコンからiPhoneにアプリをインストールします。

以前紹介した「iTransmission 4をインストールする方法」では、Mac上でXcodeを使ってiPhoneにサイドロードするものでした。他にiEmulatorsサイトからiOSデバイスに直接ダウンロード＆インストールする方法もありますが、こちらは現在ダウンロードできない状態になっています。「iTransmission 5」は現在IPAファイルが公開されているので、このファイルをダウンロードして「Cydia Impactor」を使ってiPhoneにインストールします。

「iTransmission 5」は「iTransmission 4」に比較してメモリ使用量が少なくなり、挙動の不安がなく動作も安定しています。また、オプションの設定も簡単になり、インターフェースも刷新され、ブラウジング操作も含めて使いやすくなっています。

「iTransmission 5」をiPhoneにサイドロード、インストール

インストール前の準備

MacやWindows PCを使ってiPhoneにアプリをサイドロードするには、インストール可能なアプリのIPAファイルを用意するなどの前準備が必要です。ここではCydia Impactorでのサイドロードを前提に手順を紹介します。

↓ Xcodeの場合はこちらを参照！

1.「iTransmission 5」IPAファイルを手にいれる

「iTransmission 5」IPAファイルは、お使いのMacまたはWindows PCにこちらからダウンロードすることができます（プライベートサイトなので自己責任で！）。

2.「Cydia Impactor」をダウンロード＆インストール

次に、Cydia Impactorがお使いのパソコンにインストールされていない場合には、こちらの手順を参考にしてダウンロード＆インストールしてください。

3.iPhoneをコンピュータにUSB接続

サイドロード先であるiPhoneなどのiOSデバイスをお使いのMacやWindows PCなどのパソコンにUSBケーブル接続します。

Cydia Impactorを使ってiPhoneにサイドロードする

上記の前準備が完了したら、「iTransmission 5」をお使いのMacやWindows PC上でCydia Impactorを使ってiPhoneなどのiOS 10デバイスにサイドロード、インストールします。こちらの記事を参考に行うことができます。

処理中にエラー「./plist.hpp:92」が表示される場合があります。このエラーはバグのようなものでアプリのインストールには影響しないので無視して大丈夫です。［OK］ボタンをクリックして先に進みましょう

詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

Cydia Impactorでのサイドロードが正常に完了すると、以下のようにiPhoneのホーム画面に「iTransmission」アイコンが表示されます。

ここでiPhoneのホーム画面の「iTransmission」アイコンをタップして起動してみましょう。

ここで「信頼されていない開発元」画面が表示されて許可が必要な場合には、iOSのシステムに「このアプリの開発元を信頼」する必要があります。

iTransmission 5の開発元を「信頼」する方法

iPhoneにサイドロードされたアプリを起動した際に「信頼されていない開発元」メッセージが表示された場合の対処法です。この開発元とは、サイドロードの際に使用したApple Developerアカウントということになります。

iPhoneの設定アプリを起動して［設定］→［一般］へと進み、［一般］画面をスクロールし、［デバイス管理］を探してタップします。
次に、「デバイス管理」画面では「デベロッパApp」セクションにあるサイドロード元（Apple Developerアカウント名が表示されます）をタップします。
サイドロード元の「信頼」設定画面が表示されるので水色の「“（デベロッパー名）”を信頼」ボタンをタップします。
すると、確認のポップアップ画面が表示されます。ここでもう一度「信頼」します。
これで「iTransmission 5」アプリの“信頼”設定は完了です。このアプリを削除する場合には、画面の赤文字「Appを削除」でいつでも行うことができます。