Appleは6月28日、iOS 11初のパブリックベータ版をテスター向けに公開しました。これで有料の開発者向けプログラム「Apple Developer Program」に登録しなくてもAppleの最新iOSを体験することができるようになりました。もちろん、iOS 11パブリックベータ版を体験するには、Apple Beta Software Programより事前に登録・申し込みしておく必要があります。
登録はApple IDでログインする簡単なものです。登録したら、あとはAppleからのメールを待つだけです。Appleは、iOS 11、macOS High Sierra、そしてtvOSのパブリックベータ版をダウンロードする準備が出来たときに順次メールを送付してくれます。
ただ、ベータ版は、特に初期のベータ版は多くのバグが存在している可能性が高く、システムとして安定していないため、どのような不具合があるか想定できません。安定したオペレーティングシステムをお望みの場合には、この秋に出るより安定した正式版iOS 11やmacOS High Sierraのリリースを待つという選択肢もあります。また、インストールするのであれば予備の古いiPhoneなどで試すことをオススメします。
Apple Beta Software Programにメンバー登録する方法
- まず、「Apple Beta Software Program」サイトにアクセスします。開いたベージの中央下にある[登録]ボタンをクリックします。
- すると、「Apple Beta Software Program」の「Sign in」ページが表示されます。自分のApple iDとパスワードを入力して[Sign in]します。
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- 2ファクター認証を登録している場合には、デバイスに届いたベリファイ・コードを入力して[Contunue]ボタンをクリックします。
- 「Apple Beta Software Program 契約」への同意ページが表示されます。契約内容を読んで[承諾]します。
これでApple Beta Software Programへのメンバー登録完了です。iOS 11やmacOS High Sierraのパブリックベータ版がダウンロード可能になったら、Appleから登録Apple IDのメールアドレス宛に順次メールが送られてきます。
こちらの準備としては、新しいOS「iOS 11」または「macOS High Sierra」を実行できるMacやiOSデバイスが必要になるので注意しましょう。
利用可能になったら、MacであればMac App Storeアプリから、iOSデバイスの場合には[設定]→[一般]→[ソフトウェアアップデート]で、それぞれ新しいバージョンのオペレーティングシステムの更新オプションを見つけることが出来ます。また、知らせを待ちきれない場合には、「Apple Beta Software Program」にサインインして定期的にチェックするといいかもしれません。画面中央下に「はじめよう」とあれば準備OKです。
何れにしても、このパブリックベータプログラムで取得できるOSは開発途上のベータ版なので、アップグレードする前には必ずバックアップを行うようにしてください。また、毎日使っているiPhoneなどにはくれぐれもベータ版をインストールしないようにしましょう。重要なデータを失う恐れがあります。予備のデバイスへのインストールをオススメします。
なお、iOS 11 Public Beta版を試しにインストールしたけれど、現在最新の正式版「iOS 10.3.2」に戻したい場合には下記の記事を参考に行うことができます。