Mozillaは本日8月11日、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向け修正バージョン「Firefox 55.0.1」をリリースしました。今回のデスクトップ向け修正版は、8月9日にメジャーアップデート版としてリリースされた「Firefox 55.0」初の修正バージョンとなり、同バージョンリリースにおける不具合や機能修正を目的としています。
「Firefox 55.0」では、新機能「WebVR」への対応が含まれ、これによりFirefoxはVR体験に対応する初のWindows版デスクトップブラウザとなりました。これにともない、ページの読み込みを高速化してタブ切り替えの応答性を高められる同時使用コンテンツプロセス数の変更設定など、パフォーマンスを高めるための機能改善が行われています。
そして、初となる修正バージョン「Firefox 55.0.1」では、タブ復元プロセスに関するリグレッションをはじめ、「最新情報ページ」が表示されない問題や一部 PKCS#11 ライブラリに関するレンダリング問題が修正されています。また、今回の修正バージョンにより、予測先読み機能が無効化されています。
Firefox 55.0.1デスクトップ版の新しい機能
修正点
- タブ復元プロセスに関するリグレッションを修正しました。(Bug 1388160)
- 「最新情報ページ」が表示されない問題を修正しました。(Bug 1386224)
- 一部 PKCS#11 ライブラリに関するレンダリング問題を修正しました。(Bug 1388370)
- 予測先読み機能を無効化しました。(Bug 1388160)
Mozillaは、6〜8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップ向け次期メジャー・アップデート版「Firefox 56」は2017年9月26日(火)のリリース予定となっています。