iPhone Xがいよいよ明日10月27日(金)午後4時01分より予約開始されます。iPhone Xは高価なスマートフォンです。Apple Storeサイトでの購入価格は、256GBで税別価格129,800円で、税込にすると14万円を超え、まさにエクスペンシブです。128GBモデルがないので、多くのユーザーは256GBを求めることになるかもしれません。
けれど、安易に256GBモデルを選択する前に、自問自答するべきかもしれません。64GB（税抜価格112,800円）と256GB（税抜価格129,800円）では、税抜き価格にして17,000円の差があり、税込であれば2万円近い価格差があります。
容量と価格
Appleの公式価格は以下の通りです。
- iPhone X（64GB）：￥112,800 (税別)
- iPhone X（256GB）：￥129,800 (税別)
必要なストレージ容量は？
Appleは本年2017年のiPhoneラインナップから最低限のストレージ容量を64GBとし、32GBを廃止しました。そして同時に128GBも同様に廃止しています。このため、64GB以上のストレージ容量を必要とする場合には、いきなり256GBの大容量ストレージを選択することになります。「256はいらないんだよな」というユーザーも多いことでしょう。
64GBと256GBの二択でのストレージ選びは、一見迷いはないように感じられます。「256しかないんじゃない？」ということにもなりかねません。ただ、安易な決定は禁物です。
もし、iPhoneで音楽ライブラリをオフラインで全て聴きたいとか、たくさんの映画やアプリをiPhoneにダウンロードして持ち歩きたいという場合には、確かにストレージ容量は可能な限り大容量であることが望まれます。つまり、256GBストレージを選択すべきです。
一方、音楽ストリーミングサービスを使用し、映画やテレビ番組をストリーミングによって視聴し、すべての写真やビデオをiCloud Photo Libraryにバックアップするという場合には56GBストレージにこだわる必要はないかもしれません。それでも、アプリを削除して写真を積極的にバックアップして、十分な記憶容量を確保する必要に迫られることがあるかもしれません。
64GBモデルを購入する条件は？
先ほども述べたように、Appleは今年から最低限のストレージを64GBにし、128GBストレージを廃止しました。iPhone Xにも64GBをベースとして、最大ストレージは256GBを用意しています。64GBストレージの場合には、iOSのファームウェアが10GBを占め、残り約50GBの空き容量を得流ことができます。新しいHIEF/HEVC形式の写真やビデオでは、以前より容量が小さくて済むので、日々使用するストレージ容量としては50GBもあれば十分かもしれません。
この容量は、数GBの音楽、数百の写真や動画、そして100個程度のインストールされたアプリを想定するのであれば、十分のストレージスペースと言えるでしょう。iOS 11には、アプリの負荷を軽減し、自動的にバックアップされた写真を削除する機能が備わっており、この機能も役に立つでしょう。
256GBモデルを購入する条件は？
もし、音楽や写真、動画、数々のアプリの保存スペースが心配であれば、迷わずに大容量の256GBストレージのiPhone Xを購入しましょう。何より、安心を手に入れることができます。
iOSファームウェアの容量を差し引いた240GBを上回る空き容量は、iPhone Xでお気に入りの音楽ライブラリを簡単に収納でき、オフロード再生することができるでしょう。また、いくつかの4K動画を保存しておくことも可能でしょう。そして、大容量の重いゲームアプリもインストールしておくのに十分なスペースがあるはずです。iPhone Xをこの先、長い期間使用し続けようという場合には、この256GBストレージのiPhone Xを購入する価値があるかもしれません。
256GBのiPhone Xを購入するメリットはもうひとつ考えられるかもしれません。64GBよりも需要が少ないことが想定され、より早期に入手できる可能性が高いかもしれません。その理由は、256GBのiPhone Xは高額であることと、ユーザーの多くが256GBまでの大容量をスマートフォンに求めないだろうと思われ、需要は64GBほど高くないだろうと考えられます。
あなたはどう思われますか？そしてあなたはiPhone Xを購入する予定ですか？
