雪が降ってから1週間過ぎた日曜日、そろそろ溶けたろうと出かけたら、甘かった! 日陰にまだ雪が残っているところがある。ロードバイクを手で押す白くまさんになるはめに。それでも70キロ走ってきましたが、いろいろ問題が。一つはiPhoneのサイコンアプリruntastic PROのセンサーとの接続が不安定なこと。もう一つは途中から膝の裏に痛みが出たこと。膝の裏の痛みはサドルを5ミリ下げて様子見するとして、今回はサイコンアプリruntastic PRO(使った感想はそのうち書こうと思いますが、今回はその周辺)の話。いろいろ試してこのアプリに至ったのだが、やっぱりスマホアプリは使えないのか?
1.サイコンって何?
まず、「サイコンって何?」という人のために簡単に説明すると、
サイコン(サイクルコンピュータ)というのは、
①自転車に取り付けて速度や走行距離、走行時間を表示する機械で、
別売りのセンサーを自転車や自分の体に取り付ければ
②ケイデンス(ペダル回転数)や心拍数も表示でき、
さらに高機能なサイコンは、GPSで
③走行ルートを記憶できたり
④ナビ機能のあるもの
まであります。
サイコンを作っているメーカーには、キャットアイ、レザイン、ブライトン、ポラール、ワフー、ガーミンなどあります。
最も安いキャットアイのサイコンCC-VL820は、価格コムの最安値(2018.1.31現在。アマゾンでも同じでした)で1,383円。これでも距離、走行時間、最高速度、平均速度、消費カロリーを表示してくれます。一番高い機種はガーミンのEdge1030で、センサー付きで8万円以上します。安いロードバイクが買えてしまう値段です。
1383円のサイコンで十分じゃないか!
そう思えたら幸せなんですけど、ロードバイクを始めると、
①ケイデンスや心拍数も測れたらいい
②初めて走るコースのナビが欲しい
と思うものなんですね(少なくとも私はそうです)。
かといって、高いサイコンを買って「使えませんでした!」は悲しすぎる。
センサーだけ先に買って、当面はスマホのサイコンでよくね? と思ったのでした。
2.スマホをサイコン代わりに使う
スマホをどうやってサイコン代わりに使うかというと、ロードバイクのハンドルバーやステムにホルダーで取り付けて使います。アマゾンで、
スマホホルダー 自転車
と検索すればいろいろ出てきます。レビューを読むと、ハンドルに取りつけるタイプは、「段差の衝撃でだんだん傾いてくる」とよくあります。支点と作用点の距離があるほど振動に弱いのは当たり前! ということで私が「これだ!」と思ったのが、シリコンバンドでスマホを固定するタイプ。
これをステムに取り付け、スマホを固定して使っています。
輪ゴムでスマホを固定するなんてアホか!?
そう思うでしょうが、1か月使っても大丈夫。最近は調子こいて、スマホの下にバッテリーまで挟んで使っています(真似する場合は自己責任で、どうぞ)。
こんな無茶なことをして平気なのは、私のiPhone5はただのWiFi端末で、電話として使ってないということもあるし、サイコンを買うまで使えればいいということもあるんですけどね。
3.今使っているサイコンアプリは「runtastic PRO」
これまで実際に走って使ってみたサイコンアプリは
・PanoBike+(パノバイク プラス)無料
・Strava(ストラバ)無料
・runtastic(ランタスティック)無料
・runtastic PRO(ランタスティック プロ)500円
購入したセンサーは
・Mio VELO(心拍計)
・ガーミン ケイデンスセンサー、スピードセンサー
(1)PanoBike+はケイデンスセンサー、スピードセンサーは認識しますが、Mio VELO(心拍計)は認識せず。PanoBike+を作っているTOPEAK(トピーク)はPanoBike Heart Rate Monitorという心拍計も出していているので、そのせいなのか。でも、ガーミンのセンサーは認識するって、どういうこと?
(2)Strava無料版は心拍数は表示しますが、ケイデンスは「平均ケーデンス」のみ(センサーは認識するが、表示されるのはあくまで「平均」)。その時のケーデンスは表示されません。毎月定額のお金を払うと使えるようになる(らしい)。
(3)runtastic無料版はセンサーを接続すると「有料版を使え」と言ってきます。
(4)というわけで、最終的に使うことになったのが「runtastic PRO」。
購入したセンサーについてもう少し書くと、
心拍計は胸に巻くタイプと腕時計のように腕に巻くタイプがありますが、Mio VELOは後者。
ケイデンスセンサーはペダルのクランクに取り付け、スピードセンサーは後輪のハブに取り付ける(磁石なしの)タイプです。
このセンサーにはANT+とBluetooth SMARTがあります。iPhoneが認識できるのはBluetooth SMARTのみ。ガーミンのケイデンスセンサー、スピードセンサーはANT+です。
どうやってスマホに認識させているかというと、Mio VELO経由。実は、Mio VELOはANT+機器のデータをBluetoothしか使えないスマホに転送することができます(と箱の裏に書いてあります)。
でも、そんな面倒くさいことしないで、最初からBluetooth SMARTのケイデンスセンサー、スピードセンサーにすればいいじゃないか。
そうしなかった理由は2つあります。
1)ガーミンを買うことになった時、そのまま使えるセンサーがいい
2)ANT+のほうが安定性がいい(と言われている)
以下は2015年11月に書かれたものですが、状況は今とそう変わってない気がします。
ANT+のセンサーをMio VELP経由で使っているせいなのか、Bluetooth SMARTに安定性がないからなのか。最初にも書いたように、runtastic PROとセンサーが接続したりしなかったりする。心拍計だけ認識する時もあるし、速度計とケイデンスセンサーだけ認識する時もある。
runtastic PROを立ち上げる前に必ず儀式が必要なのか(iPhoneの設定>BluetoothでMio VELOの接続を確認すれば必ず接続するとかくらいならいいけど)、いくつかやってみて、ダメなら早めにサイコン買うしかないか・・・、と思いつつ、もう少しいろいろ試してみようと思います(割と性格がしつこい)。
ところで、iPhoneの設定ではMio VELOの名前がなぜか「nekodaVELO」になっている。
猫田ベロ? 心拍計にこんな名前つけた覚えはない!
追記(2018.5.26):この記事を書いた前後、Wahoo(ワフー)がBluetooth SmartとANT+両方に対応した心拍センサーを発売していました。しかも、ワフーのケイデンスとスピードセンサーはもともとBluetooth SmartとANT+両方に対応しています。最初、スマホのサイコンアプリでという人にはMIO VELOよりワフーの方がいいかもしれません。
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