小湊鉄道の飯給駅に「世界一広い女子トイレ」があります。「飯給」は、「安食棒杭」に続いてポタリングで見かけた読めそうで読めない地名2つ目ですが、それはさておき、人生初の女子トイレの覗き見に行ってきました。
これが、その飯給駅の女子トイレです。
塀で囲まれた200平方メートル(約60坪)の敷地に、全面ガラス張りのトイレボックス(?)があります。温水便座ではないので冷たいらしいですが、本物のトイレです。使うときは、カーテンでブラインドすることもできますが、塀のドアを閉めれば外からは見えないので、開放感が好きな人はカーテン全開で、どうぞ。
飯給駅に自転車で行くには
飯給駅に自転車で行くには、清澄養老ラインを南下、「飯給」で右に曲がります。
ポタリングで見かけた読めそうで読めない地名、2つ目「飯給」。読み方は「いたぶ」。
確かに、「飯」は「いい」と読むし、「給」は古語では「給(た)ぶ」と読みます。地名の由来に興味のある人は、「飯給 地名 由来」でググってみてください。
飯給のT字路から養老川を渡って500mくらい走ると、飯給駅が見えてきます。飯給駅は真ん中の青い建物(小さくてすみません)ですが、その右に黒っぽい建物(?)が見えます。
近づくと高さ2mはくらいの黒い塀が現れます。
前に回り込むと、扉が開いてました(中を覗いて撮影したのが最初の写真です)。右には男性も使える普通のトイレがあります。
コンセプトは自然の中のトイレ
世界一広いトイレの塀の入り口には、こういう張り紙がありました。
「ドアを開けたままに」といことは、覗き見オッケーということですね。
いわゆる「アート」というやつです。
「世界一広いトイレ」について、ググった結果をまとめると、
世界一広いトイレが完成したのは2012年4月6日。
観光振興のため、県の補助金1000万円を投じて作られた。
建築家の藤本壮介氏の作品で、作品名は「Toilet in Nature」。
藤本氏が最初にこの場所を見たときは飯給駅に桜や菜の花が咲き乱れる季節で、
「自然の中のトイレ」というコンセプトが浮かんだらしい。
それを「世界一大きなトイレ」というキャッチコピーで発表したところ予想外の話題に。
ギネスに「世界一広いトイレ」として申請したが却下され、現在に至る。
ちなみに、藤本氏の他の作品はこんな感じ。
ガラス張りで外から丸見えの家?藤本壮介の不思議な建築6選【ar】
やはり、他の作品とも考え方は似ています。
トイレの先には、無人の飯給駅があります。
1日の乗降客は10人以下。
桜の大樹もありました。
藤本氏が見たように、春には桜と菜の花が咲き乱れるらしい。
その頃また来こようと思わせる駅でした。
ミカンも揚げる功德庵の天もり
トイレの帰りに寄ったのは「功德庵更科」というお蕎麦屋さんです。これが3度目。
「鴨汁そば」が人気らしいですが、「天もり」に。
ここの天もりは、天ぷらが2皿ついてきます。これが最初の1皿。ワカサギ、むかご、自然薯の磯辺揚げ・・・。
1皿目を食べ終わった頃、そばと一緒に2皿目の天ぷらが来ます。今回から新そばだそうで、そう言われると余計おいしい気がしました。
ちなみに、天ぷらのネタはいろいろというか、なんでもあり。今回はミカンが揚げてありました。最初食べたときはブドウの天ぷらが出てきました(これが意外においしい)。
そばを食べていると、功德庵の窓の外を小湊鉄道の気動車が飯給駅方向に走って行きました。
今回走ったルートです。
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