トンネルを抜けるとトンネルだった。林道月崎1号線の終点少し手前にある「月崎トンネル」に行ってきました。この間見てきた養老渓谷温泉街のはずれにある「二階建てトンネル」とは違い、こちらはトンネル+切り通し+トンネルの二連トンネルです。
「元は1本のトンネルで真ん中が崩落して今のような形になった」と言われています。
苔むす光のトンネル
自転車で走ってきた入り口から見ると、こんな感じ。苔に覆われた壁が年代を感じさせます。
手前のトンネルの長さは10mくらいですが、奥のトンネルは30mくらいあり、照明もなく薄暗いままです。
2つのトンネルの真ん中で空を見上げると・・・。
トンネルを抜けて反対側から見ると、山の斜面に掘られたトンネルだということがよくわかります。
入り口に戻って、トンネルの脇の道を登って上から覗いてみることにしました。
木が覆っていてわかりにくいですが、奥が短いトンネルです。真冬でこれですから、夏は木々に隠れてほとんどトンネルは見えないかもしれません。
もう一度、下から見上げると、木漏れ日が神々しいくらいにきれいでした。
林道月崎1号線は凍っていた
というわけで、順序は逆ですが、月崎トンネルまでの道順。
清澄養老ラインを南下。県道172号(大多喜里見線)のT字路を右折します。信号がないのでうっかりすると見落としてしまいますが、「いちはらクオードの森 1.7km先」の看板が目印。月崎トンネルは、いちはらクオードの森の手前の道を左に入った林道にあります。
県道172号をしばらく行くと月崎駅があり、その先に「いちはらクオードの森」の入り口があります。ここを右折。
「いちはらクオードの森」に到着する手前に左に曲がる細道があります。「きのこコースまで1.40km」の道標が出ているところです。
これが林道月崎1号線です。この道を1.1km行ったところに月崎トンネルがあります。
林道の山陰には二日前の夜降った雪が残って、凍っていました。自転車を降りて押しましたが、ビンディングシューズはよく滑ります。
日の当たるところには雪はありませんが、落石注意の立て札があちこちにあります。
見上げると、最近崩れ落ちたような跡も。植物は根っこでかろうじて岩肌にへばりついている感じです。
林道月崎1号線は車がすれ違える幅はありませんが、もちろん凍ってなければですが、サイクリングロード並みに(場所によってはそれ以上に)走りやすい舗装道路です。しかも、林道の入り口と月崎トンネルの標高差はわずか22m。1.1km走って22m。つまり、勾配は2%しかありません。林道だというので急勾配を覚悟していたので、トンネルに着いた時はなんだか拍子抜けでした。
房総は素掘り隧道王国?
行きは気づかなかったのですが、林道の帰り道、川の流れを変えるために掘られた「川廻しのトンネル」を見かけました。川廻しのトンネルというと養老川の支流の流れを変えるようなものしか知らなかったのですが、こんな小川レベルの川廻しトンネルがあるとは房総恐るべし。
養老渓谷に自転車で行くようになってから、やたらトンネルが目につくようになりました。そう言えば、昔、タモリ倶楽部でも「隧道王国千葉」と言っていたような気がします。隧道は「ずいどう」と読みます。国語辞典では「すいどう」がメインで、「ずいどう」とも読むとなっているようですが、どうなんでしょうね。
ちなみに、国土交通省は「ずいどう」派です。
ホームページの「道路についての定義・用語」にこんなページがあります。
質問
トンネルと隧道(ずいどう)の違いを教えてください
回答
トンネルと隧道(ずいどう)の呼称については、呼び方に違いはありますが、同じ意味であり、違いはありません。古くは、「隧道」と呼ばれていましたが、最近では、一般的に「トンネル」と呼ばれることが多くなっているようです。
ついでに、都道府県別のトンネルの数を調べたら
1位:大分県 571カ所
2位:北海道 460カ所
3位:千葉県 449カ所
人が掘った素掘りトンネルの多い県の数を探しましたが、データが見当たりません。
「道路統計年報2017 トンネルの現況」に、都道府県別の100m以下のトンネルの数は出ています。それによると、
1位:千葉県 302カ所
2位:大分県 244カ所
3位:高知県 102カ所
千葉県には短いトンネルがあちこちにあることは確かなようです。
自転車で隧道巡り? だんだん行ってはいけない道に向かっている気がします。
月崎トンネルまでの今回のルートです。