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【Windows Update】Microsoft、2025年7月のセキュリティ更新プログラムを公開!前月の約2倍におよび脆弱性への対応を実施、など。

Microsoftは2025年7月9日(日本時間)、2025年7月の月例Windows UpdateとしてWindowsをはじめとしたセキュリティ更新プログラムを公開しました。セキュリティ脆弱性などの更新が含まれているので、Windows PCをお使いのユーザーは、なるべく早くアップデートを行いましょう。

今月のセキュリティ更新プログラムでは、Windowsのセキュリティ更新やバグ修正に関する計11件(緊急8件、重要3件)の新規セキュリティ情報を公開しています。

また、新規セキュリティ更新プログラムの公開を行いました。
なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに対応を追加したファミリはありませんでした。

Windowsユーザーはできるだけ早く、2025年7月の公開セキュリティ更新プログラムを適用することが推奨されます。

セキュリティ更新プログラム、セキュリティ アドバイザリに関する主な注意点

  • 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、以下の脆弱性は更新プログラムが公開されるよりも前に脆弱性の詳細が一般へ公開されていることを確認しています。お客様においては、更新プログラムの適用を早急に行ってください。脆弱性の詳細は、各 CVE のページを参照してください。
  • 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、CVE-2025-47981 SPNEGO Extended Negotiation (NEGOEX) Security Mechanism Remote Code Execution Vulnerability は、CVSS 基本値が9.8 と高いスコアで、認証やユーザーの操作なしで悪用が可能な脆弱性です。これらの脆弱性が存在する製品、および悪用が可能となる条件については、各CVEのページの「よく寄せられる質問」 を参照してください。セキュリティ更新プログラムが公開されるよりも前に、脆弱性の情報の一般への公開、脆弱性の悪用はありませんが、脆弱性の特性を鑑み、企業組織では早急なリスク評価とセキュリティ更新プログラムの適用を推奨しています。
  • セキュリティ更新プログラムにおける既知の問題は、各セキュリティ更新プログラムのサポート技術情報を参照してください。既知の問題が確認されている各セキュリティ更新プログラムのサポート技術情報一覧は、2025 年 7 月セキュリティ更新プログラム リリースノートに掲載されています。

2025年7月のセキュリティ更新プログラムを公開した製品、コンポーネント一覧

Microsoftが2025年7月9日(日本時間)にセキュリティ更新プログラムを公開した製品およびコンポーネントの一覧が公開されています。最新の情報は、2025 年 7 月セキュリティ更新プログラム リリースノート をご確認ください。

2025年7月のセキュリティ更新プログラム一覧

Microsoftが2025年7月9日(日本時間)に公開したセキュリティ更新プログラムは次の通りです。
最新の情報は、セキュリティ更新プログラム ガイド を確認してください。

最大深刻度「緊急」のセキュリティ更新情報

製品ファミリ:Windows 11 v24H2, v23H2

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
v24H2 5062553
v23H2 5062552

製品ファミリ:Windows 10 v22H2

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
5062554

製品ファミリ:Windows Server 2025 (Server Core installationを含む)

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
5062553

製品ファミリ:Windows Server 2022, 23H2 (Server Core installationを含む)

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2022, 5062572
Windows Server 23H2, 5062570 

製品ファミリ:Windows Server 2019 , 2016​ (Server Core installation を含む)

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2019, 5062557
Windows Server 2016, 5062560

製品ファミリ:Microsoft Office

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/officeupdates

製品ファミリ:Microsoft SharePoint

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/officeupdates/sharepoint-updates

製品ファミリ:Microsoft SQL Server

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/dotnet

最大深刻度「重要」のセキュリティ更新情報

製品ファミリ:Remote Desktop client for Windows Desktop

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/previous-versions/remote-desktop-client/

製品ファミリ:Microsoft Visual Studio

■最も大きな影響
特権の昇格
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/visualstudio

製品ファミリ:Microsoft Azure

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/azure

既存の脆弱性情報の更新

2025年7月9日(日本時間)に、既存の脆弱性 8件を更新しました。

  • CVE-2022-23278 Microsoft Defender for Endpoint のなりすましの脆弱性
    セキュリティ更新プログラムのリンクを更新しました。これは、情報更新のみです。
  • CVE-2022-33637 Microsoft Defender for Endpoint の改ざんの脆弱性
    セキュリティ更新プログラムのリンクを更新しました。これは、情報更新のみです。
  • CVE-2024-43614 Linux 用 Microsoft Defender for Endpoint スプーフィングの脆弱性
    セキュリティ更新プログラムのリンクを更新しました。これは、情報更新のみです。
  • CVE-2025-26684 Microsoft Defender の特権の昇格の脆弱性
    セキュリティ更新プログラムのリンクを更新しました。これは、情報更新のみです。
  • CVE-2025-47161 Microsoft Defender for Endpoint の特権昇格の脆弱性
    セキュリティ更新プログラムのリンクを更新しました。これは、情報更新のみです。
  • CVE-2024-29187 GitHub: CVE-2024-29187 WiX Burn-based bundles are vulnerable to binary hijack when run as SYSTEM 開発者キットも本脆弱性の影響を受けるため、セキュリティ更新プログラムの表に、Windows 11 HLK 24H2 を追加しました。マイクロソフトは、この脆弱性から完全に保護するために、本製品を使用しているお客様に更新プログラムをインストールすることを強くお勧めします。詳細については、本脆弱性の「よくある質問」セクションを参照してください。
  • CVE-2024-49000 SQL Server ネイティブ クライアントのリモートでコードが実行される脆弱性 SQL 2016 Azure Connect Feature Pack と SQL Server 2016 SP3 RTM+GDR のセキュリティ更新プログラムで確認したリグレッションに対処するため、CVE-2024-49000 を再リリースしました。リグレッションの影響を受けるお客様は、2025 年 7 月 8 日にリリースしたセキュリティ更新プログラムをインストールする必要があります。詳細は、更新したセキュリティ更新プログラムの表の情報を参照してください。
  • CVE-2025-30399 .NET と Visual Studio のリモート コードが実行される脆弱性 PowerShell 7 も本脆弱性の影響を受けるため、セキュリティ更新プログラムの表を更新し PowerShell 7.4 と PowerShell 7.5 を追加しました。詳細については、https://github.com/PowerShell/Announcements/issues/77 を参照してください。

新規のセキュリティ アドバイザリの公開

今月、新たに公開したセキュリティ アドバイザリはありませんでした。

既存のセキュリティ アドバイザリの更新

2025年7月9日(日本時間)に、既存のアドバイザリ 1 件を更新しました。

  • ADV990001 最新のサービス スタック更新プログラム
    新しいバージョンのサービス スタック更新プログラムが入手可能であることをお知らせするために、アドバイザリが更新されました。詳細については、FAQ を参照してください。

その他情報

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