Mozillaは2026年8月19日(現地時間8月18日)、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向けのWebブラウザFirefoxの定期的なメジャーアップデートとなる「Firefox 154.0」を正式リリースしました。

今回リリースされたMozillaのWebブラウザ最新バージョン「Firefox 154.0」では、以下の新しい機能や修正が行われています。
Firefox 154.0デスクトップ版リリースノート
新機能
- ローカルネットワークへのアクセス保護 が WebSocket 接続にも拡張された。ローカルネットワーク内のデバイスへの WebSocket 接続を開こうとすると許可を求められるようになる。
- (段階的な展開) Smart Window において、関連するタブのグループとその名前を提案するようになった。
- Windows: NVIDIA GeForce NOW をサポート。対応する PC ゲームを Firefox 内でストリーミングでプレイできるようになった。
- macOS: ローカルでの プロファイルのバックアップ を利用可能になった。Windows、Linux、macOS の 3 つのプラットフォームを跨いでの復元も可能となる。
- Cookie やサイトデータの終了時の削除設定からウェブサイトを除外しても、トラッキング保護やその他の Cookie の制限から除外されなくなった。
<iframe>内のコンテンツもページ全体の 翻訳 機能の対象となった。- すべてのページ読み込み時にページ全体の翻訳機能の言語特定が実行されるようになり、ユーザーに対する翻訳の提案が改善された。
- Windows: 設定から Firefox のアイコンを変更できるようになった。現時点ではこの機能は MSIX インストールや macOS、Linux では利用できない。
- アドレスバーに設定の AI 制御 を開くための Manage AI クイックアクション が追加された。
- ページのハードリロード (シフトキーを押しながら更新ボタンをクリック) によってキャッシュされた favicon もクリア、更新されるようになった。
修正
- macOS: ウインドウを閉じると不可視のウインドウが背後に残りマウスクリックをキャプチャーしてしまう問題を修正。
- Windows: OS のタスクバーを自動的に隠す設定にしていると、Firefox のウインドウを最小化した後でもう一度元に戻さないとタスクバーが表示されない問題を修正。
- Windows: OS のタスクバーが全画面表示のピクチャーインピクチャーウインドウよりも手前に表示される問題を修正。
- 全画面モード で垂直タブのサイドバーが表示されたままになる問題を修正。ツールバーと同様に、カーソルをスクリーンの角に移動するとサイドバーが表示されるようになる。
- PDF 文書の印刷プレビューで「用紙幅に合わせる」オプションを指定していると倍率が正しいものにならない問題を修正。
変更
- ビデオのシークが大幅に高速化。
- PDF 内で選択したテキストが、ウェブページ内と同様にハイライト表示されるようになった。また、ハイライト表示の配色が OS 設定に従うようになった。
- 新規プロファイルおよび最近使用されていなかったプロファイルにおいて、Firefox View が既定でツールバーから除去された。「タブを一覧表示」>「すべてのタブを表示」あるいはツールバーのカスタマイズから再度開くことは可能である。
Enterprise
- エンタープライズ用途向けの詳細は Firefox for Enterprise 154 リリースノート を参照されたい。
Developer
- JSON ビューアーの最下部に、選択しているエントリーのパスのパンくずリストが表示されるようになった。
Web Platform
- CSS プロパティの
text-box-trimおよびtext-box-edge、関連する短縮表記text-boxをサポート。 - CSS 関数の
sibling-index()およびsibling-count()をサポート。 <input type="time">および<input type="datetime-local">にタイムピッカーユーザーインターフェイスを追加。- HTTP ディスクキャッシュのための No-Vary-Search HTTP レスポンスヘッダーをサポート。サーバーがどの URL クエリーがレスポンスに無関係か宣言することができ、キャッシュされたリソースを Firefox がパラメーターのバリエーション間で再利用することが認められ、キャッシュのヒット率が向上する。
- 新しい
Iterator.prototype.chunksおよびIterator.prototype.windowsメソッドをサポート。 Iterator.prototype.includes()をサポート。Iterator.prototype.joinメソッドをサポート。Array.prototype.joinに類似したものとなる。
セキュリティ修正
今回のアップデートでのセキュリティ修正は合計58個で、重要度別の区分では重要度区分「高(high)」20件、「中(moderate)」26件、そして最も低レベルの「低(low)」12件の修正が行われています。
Firefox 154.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN および Mozilla Developer YouTube チャネル を参照されたい。
注意事項
▶︎Security Vulnerabilities fixed in Firefox 154— Mozilla
「Firefox 154.0」は、Windows, Mac そして Linux向けがリリースされており、firefox.com ウェブサイトよりダウンロードできます。Firefox 154.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 154.0 システム要件 を参照してください。また、延長サポート版である Firefox ESR もバージョン 153.1.0、140.14.0 および 115.39.0 がリリースされています。
Mozillaは、6~8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップ向け次期メジャー・アップデート版「Firefox 155」は現地時間2026年9月1日(火)のリリース予定となっています。






