台湾の面積は、九州とほぼ同じくらいなんだそうです。
だとすると、今回は福岡から鹿児島あたりまで旅行する感じなんでしょうかね。
さて、新幹線の駅というのは、街中から離れていることが多いですよね。
台湾高鉄もそれは同じ。
さ、新幹線を降りたら、ローカル線(台鉄沙崙線)に乗りかえますよ。
う〜、旅の雰囲気がゴゴゴッと出てきたぞ〜。
臺鐵(台鉄)沙崙線で台南に
今回は、台南と台北の2都市をめぐろう、という周遊型の旅です。
羽田 → 台北桃園空港 → 高鐵台南駅 → 臺鐵(台鉄)沙崙線で台南市内へ(← 今ココ)
さて、高鐵(台湾新幹線)台南駅にくっついている臺鐵(台鉄)沙崙線の駅は「沙崙」駅。
台南駅じゃないんです。この駅からローカル線に乗って、臺鐵「台南」駅まで行きます。
乗り換えは簡単。
「TRA 往台鐵沙崙站」と書いてある標識に従って渡り廊下?みたいなところを行けば着きます。
5分もかかりません。
TRAは台鉄のこと。(新幹線=高鉄はTHSR)「往」は「行く」ってことじゃないかな。「往復」の「往」だし。
「站」は「駅」です。
通路にも、こんなふうに表示がありますし。迷うことはありませんよ、私でも。
さて、ごろごろとスーツケースを引きずって沙崙駅についたんですが、何やらトラブル?
あら、「時刻表LED 故障中」と。
事情はよーくわかりましたが、疑問が。
これは、日本人向けに書かれた文?? それとも中国語?
上に中国語で書かれたものと英語があるってことは日本語なんですかね?
いや、わかるので問題ないし、有り難いんですけど。
トラブル時に情報がないのは不安ですからね。
ともかく、12時50分の電車で台南に行けることは左側のプレートでわかります。
この沙崙線は、もともとあったローカル線(縦貫線)の支線です。
なので、途中で本戦に接続するようです。
行きは台南まで直通でいく電車ばかり(またはその先まで行く電車)のようでしたが、台南から乗るときは、ホームに違う場所行き(行きには見なかった感じ)の表示駅の電車があったので、駅員さんに「この電車は台南に行きますか?」と聞いたら、「これの次の電車だ」と言われました。
台南から乗るときは注意してくださいね!
これが沙崙駅。
うん、真ん中の時計だけLEDが無事なようです。
パンダちゃんのどデカイ看板が気になります。
中国語を勉強しておくべきでした。
改札の右側にある自販機で切符を売ってます。
ここから台南までは25元。100円もかからない。
タクシーでも台南市内まで500元ぐらいなので、台南駅からまたタクシーに乗ることを思えば、タクシーでもいいんだけど……。
在来線、乗ってみたいでしょ? 旅行気分でいいじゃないですか。
私たちは、空港で悠遊カード(ヨーヨーカー、Easy card)を買ってあったので、それを使って乗車しました。うん、便利。
ヨーヨーカーについてはこちら。
台鐵の沙崙駅には売店があるだけで、カフェとかはありません。
もし前の電車が行ったばっかりなら真夏にここで待つのは辛いかも。
待つなら、高鉄の台南駅の方がいいですよね。お店もあるし。
で、時刻表を検索できるサイト(台鐵のサイト)が役に立つかも。
こんなページが出ます。
「出発」のところを「台南地区(または沙崙線)」「沙崙」駅、
「到着」のところを「台南地区」「台南」駅
「日時」は検索したい日時
「車種」は「全車種」
で、検索すると、こんな風に出てきます。
なぜか、検索後は「出発」がいつも「台北地区基隆」駅になっちゃうんだけど。
日時のところを「00:00」〜「23:59」にしたので、1日分出てしまいました。
(行き先の台南以外の駅「永康」「善化」は2つとも台南より先の駅なので、どれに乗っても台南には行きますね)
こうやってみると、結構あるから、必要ないかなぁ。
おお〜う、台湾でもだいぶ南に位置するここは暑い。
景色は……う〜ん、生えてる木々は南国っぽいけど、なんもないな。
新しい駅で、周りはまだ何もないって感じです。
高鐵が出来たから、作られた駅だからでしょうね。
電車は、フツーの電車です。青いの。
台鐵の台南駅は昭和初期の建物でカワイイ!
さて、ローカル線に揺られること30分弱。
やったー、台南についたぞ。
こちらは昔からあるっぽい風情のホームや改札口、そして駅舎。
そう、駅舎。これがなんというかまぁ。
台南の駅です〜。
日本統治時代(1895〜1945)に建てられたものだそうで(1936年。昭和11年)、その頃は、駅舎にホテルもあったそうです。
かなりレトロで……というかぼろいところも多々。窓のとことか、かなりキテます。
なんでしょう、ガイドブックの写真とか、良く写ってますよねぇ。
しかし、建物のデザイン自体は風情があってかなりいいです。
もう少し直したら、すごく可愛くなるかも。
でも、古いこと自体も味なのかな。
台南の気候
し〜か〜し〜、暑い。
なんと4月21日にして、すでに29℃。
真夏はいったいどういう気温に……
生えてる木々も南国だし。
ちょっと調べてみました。
台南は亜熱帯性気候で、春でも平均気温は25℃ぐらい。
けっこうあったかいというか、東京よりはだいぶ暑いのかな。
夏は平均気温は29℃、でも35℃ぐらいになることも。これは暑いな。
それよりなにより湿気がすごくて、むちゃくちゃ蒸し暑いそうです。
雨の量も東京の梅雨よりずっと多いし、台風も多い。
秋は春と同じで過ごしやすいけど、朝晩の寒暖差があるので注意。
冬は平均気温は18℃。東京からよりはずいぶん暖かいですね〜。
中国寒気団の影響で、10℃ぐらいになることもあるので、軽めのコートは必要。
実際、この日は暑かったのですが、翌日は23℃くらいで(雨の予報が出ていた)、過ごしやすい気温でした。
年間の平均気温が23℃、東京は16℃なので、やっぱりだいぶあったかいですね。
しかし、台南に着いた日は真夏日だったせいか、店の中にはいったとたんにガンガンにクーラーが入っていて、寒かったです。
これは夏でもカーディガンは必須かな、と思った次第です。
私が寒がりだってこともあると思いますけど。
街中は車道も歩道も要注意! 足元を見よ!
台南の街中は車もバイクもバシバシ走っています。
だから、排気ガスもあって、なんとなくほこりっぽい。。
それに工事中のビルや店舗もあったりして、なんだかなぁ、煙ってるよ状態の場所もあり。
マスクしてる人もそこここに……。
なんというか、カオスな感じがちょっとありまして、少し後悔しかけました。
少しだけですよ。
でも、街中のカオスはそれなりにおもしろいところもあるので、気持ちを切り替えて遊ぶことに。
例えば、歩いていたら、お、レトロな映画館(全美戯院)、とかね。
ここは実は台湾で有名な映画館なんだそうです。
しかーし、いつものように、ほけほけーっと歩いていると超危険な街なんだな、これが。
なにしろ、バイクがすごい。
運転が雑というか、みんなで乗れば怖くないというか。
じゃ、歩道を歩いてればいい?
ちっちっちっ。
この歩道が全くもってクセモノ。
だって、歩道が平らじゃないんだよ。
スロープ? いいえ、そんな生易しいものでもございません。段差だらけなの。
基本的に、自分の店の前の歩道は自分ちのものらしく、各々勝手に歩道までアレンジするので、高さまでいろいろなのですよ。
もうびっくり。
でも、この街並みも地区によるようで、最近地区ごとリノベされたようなところ(台南西門地区とか)や、古くても西市場のあたりはそんなことなかったですね。(台北の歩道は大丈夫)
というわけで、
暑さと歩道、車道に気をつけて、台南を楽しむぞ!
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この記事へのコメント
はじめまして、
「時刻表LED故障中」は中国語ですね( ˘•ω•˘ )
私は台湾人です、私も日本に旅行するのが好きですよー(*´∀`)♥
さえさん、コメントありがとうございます! 日本旅行が好きと言ってもらえて嬉しいです(^o^)
「時刻表LED故障中」は中国語なんですね。日本語でもまったく問題ないですね〜。漢字って素晴らしい!
台湾は、食べるものも美味しいし、皆さん親切だし、とても好きです(o^^o)
また行きたいです〜〜(^-^)v
[…] 高鉄台南駅から台鉄沙崙線で台南へ / 台南で注意すべきこととは? […]