台北にはうんとたくさんのホテルがあります。
大きいのから小さいの、高級なのから庶民的なの、伝統的なデザインのからデザイナーズホテルまで。
どれにもそれなりの良さはあるのでしょうけど、旅を心地いいものにするには、自分にあったホテル選びは重要だと思うんですよね。
だから、そういうホテルに巡り合うために、情報集めは重要かと。
さて、今回紹介する「オークラプレステージ台北」はいわゆる高級ホテル。
日本のホテルオークラの系列です。
でも、思ったよりもリーズナブルな値段で、そう、プチ贅沢な気分を味わえる!
「台北旅行の最後の1泊はココ」とか、うまく使って、より快適な旅にしてみては?
高級ホテルらしい部屋にうっとり
場所はMRT(地下鉄のこと)中山駅から5分。
この中山という地区は、三越デパートや高級ブティック、カフェなんかがたくさんあるせいか、週末は人がたくさん。観光客もたくさん。
高級ホテルも多いそうです。
オークラは日本のホテルオークラの系列なので、もちろん5つ星のホテルですが、規模としては小さめのホテルじゃないでしょうか。
こんな外観。
私が行ったとき(2016年2月末)は雨模様だったので写真が暗いですが、実際はとてもキレイですよ。
さて、まだチェックインには早い時間だったけど、部屋の準備が終わってるので入っていいと言ってくれました。
部屋まで、ホテルのスタッフのお兄さんが案内してくれます。
お部屋は……キレイ~!!
おそらくこれはツインの部屋にベッドを3つ入れたんだと思うけど、ぜんぜん狭苦しくない。44㎡ですからね。
ベッドも、エキストラベッドという感じじゃなくて、ふつうのベッドです。
家具(?)も素敵。
ベッドには折り紙の鶴が置かれていました。
このホテルは日系だけあって、フロントの人も、部屋に案内してくれたお兄さんも、スタッフはかなりの人が日本語を話します。
もちろん、流暢な人は多くはないのかもしれませんが。
そして、みんなにこにこしてて優しい~!
ストレスフリーです♡
部屋には、ネスプレッソのマシンがあって、それの使い方とか、カーテンやライトの使い方を説明してくれる。(ちゃんと聞いてなくて、あとで「あれ、カーテン開かない??」となったんだけど)
こちらはバスルーム。
広い。
湯船につかれるだけじゃなく、洗うところもあります。
日本のお風呂方式。
ガラス壁ですが、手前に可動式の壁があるので、隠すこともできます。
それから、トイレ。
バスルームと別になっているのも使いやすくていいです。
ウォシュレットですね。うちのより高級なやつ。
あ、そうだ、チェックインしたときに、フロントのお姉さんが「トイレットペーパーは流して大丈夫です」と言いっていたんですよ。わざわざ言うってことは、紙を流せないトイレのホテルもあるってことですよね?
今は台北市でも流すことを奨励しているらしいけど、下水管が細いのとトイレットペーパーの質がいまいちで、古いビルとかは流せないらしい。つまるそうです。(トイレにゴミ箱があって、使用後の紙はそこに捨てる方式)
気になる人は、ホテル選びの時に、チェックしてみたほうがいいかもしれませんよ。
なんと、大浴場がある!
さて、この案内のホテルマンのお兄さんは、この後、すごいことを言った。
「20階にはジムと大浴場、プールがあります」
ジムはよく聞くけど、外国のホテルで大浴場なんて聞いたことない。
すごーい!
この大浴場には、その後とってもお世話になることになります。
大浴場って言っても、あまり広くはないんだけど(スポーツクラブのお風呂ぐらい?)、これだけでも、ここに泊まって良かった~!としみじみ思ったほどです。
昼間歩き回った疲れをほんとに癒やしてくれたんです。
部屋で、お風呂の順番待ちをしなくていいのも良かったですね。
そして、プール。
しかも屋外。
はっきり言って、いくら台北とはいえ、冬は寒い。
雨模様のこの日なんか、ユニクロのウルトラライトダウンでOKなくらい。
いくら温水とはいえ、室外では寒いでしょ。
(でも最終日は20℃を越えていたので、あれなら大丈夫なのかも。私はいやだけど)
プールに入るには、キャップが必要だそうです(売ってるらしい)。
もちろん、水着も持って行ってね!
しかし、これだけの説明をたまにつっかえながらも一生懸命に日本語でしてくれるお兄さん。
いっぱい勉強したんだよね、きっと。
朝食で、異国情緒を味わう?
和洋中がそろったバイキング形式の朝食。
中2階で、明るくてとってもすがすがしい♡
コンチネンタルルームという会場で、ブッフェレストランらしい。
ということは、あそこにいたのは宿泊客だけじゃなかったのかな。
味はまぁ、ふつうにおいしいですね。
ただ、和食の「味噌汁」はいただけない。
出汁(だし)がとられていないのでは?という感じ。
風味がなくて薄い味。
でも、後で、台湾通の人に「台湾の人は、すごく薄―い味噌汁を好む」と聞いたことがあるので、それに合わせたのかも。
でも、和食として手に取ると、えっ?となります。
洋食と和食は食べたんだけど、中華は昼と夜に食べる予定だったので、全く手を出しませんでした。
中華の方がおいしかったのかな?
果物もいろいろあります。
メロン・バナナ・グレープフルーツ……これらはホテルでよくありますね。
さて、この果物は何でしょう?
ふっふっふ。
生まれて始めて食べたんだけど、「ナツメ」です。
小型の青リンゴのような、かわいい姿。
ちょっと細長いけど。
味はほのかに甘くて、酸っぱさはない。
食べやすい果物です。
冬が旬らしいから、出てたんでしょうね。
珍しいといえば、グアバ(ジュースじゃなくて、実ね)もありました。
食べたはずなのに、記憶になし。
ということは、まずくもおいしくもなかったということよね?
日本のホテルとはフルーツのラインナップもちょっと違って面白いよね。
ラインナップと言えば、ジャムのラインナップも面白かった。
ブルーベリーやいちごジャム、ピーナッツバターに加えて、自家製バナナジャム、自家製パイナップルとピンクコショウジャム!!
味はフツーにおいしかったそうです(私は食べてないんだけど)。
バナナやパイナップルって聞くと、ここはだいぶ南の国なんだな、と思います。
(沖縄より南だもんね)
ホテルの朝食って、つい食べ過ぎちゃう。
いけませんね~。
これから、食べ歩きしようというのに、朝からお腹いっぱいって(笑)。
ショップやレストランもあります
【The Nine】
このホテルの中には、入り口にパン屋さん(The Nine)があって、パンや総菜を売ってました。
これはそこで売っていたプリン。
味もいいですが、入れ物がキュートでしょ?
そして、ここのパン屋さんのパイナップルケーキ!
これがちょっと濃厚でおいしいんですよ。
甘みの他に、ちょっと酸味もあっていいんです。
しかも、箱も素敵なの!!!
外箱だけじゃなくて、中箱一つ一つが違うデザインで、素敵なんです!
台湾みやげとしてすごく有名で、すぐ売り切れちゃったりするので、帰る日に手に入るように、予約しておいたほうがいいそうです。(私も予約しました)
値段は12個入りが480元(約1,800円)、20個入りは780元(約2,900円)とちょっとお高いんですけど、一個一個が大きいし、豪華な感じなので、大切な人にいかがですか?(バラ売りもしてます)
箱が素敵といえば、ここはヌガーも有名なんだそうです。ヌガーの箱も素敵だったのに、写真とり忘れた~。(涙)
【The Pearl】
それから、そのパン屋さんのそばにはバー「The Pearl」。
私はあまりお酒を飲まないので夜には試してませんが、ティータイムもやってたので、のぞいたら、お客さんでいっぱいでした。
おいしいケーキかなんかあったのかな。
入ってみたかったなぁ。
そのほかに、日本料理の「山里」と中華の「桃花林」があります。
【桃花林】
この中華レストラン「桃花林」。
味はおいしい。
おいしいんだけど、う~ん、なんていうか、値段に見合うほどじゃないって言うか。
もうひとこえ!って感じですね。
こんな料理をいただきました。
ごめんなさい、料理名忘れました。
チャーハン系。
麻婆豆腐はわかります(笑)。
酢豚ね。
これはデザート系の甘いやつかな。
盛りつけも素敵でしたよ。
コンシェルジュさんは旅の神!
海外旅行は11回目だけど、コンシェルジュにこんなにお世話になったのははじめてです。
実際、私がこのホテルが快適だと思った1番の理由がこのコンシェルジュさんにあると言っても過言はない!
1階のロビー、「GUEST RELATION」という席にいる人がコンシェルジュさん。
最初の日に座っていたのは日本の人で、九份へ行く方法を相談したんだけど、とってもお世話になりました。
アメリカやシンガポールに行った時も、フロントなどであれこれ相談したことはありますが、日本語で相談できるのがこんなにストレスフリーだとは思っていませんでしたよ〜!
他の日は日本人ではなかったものの、日本語も上手な人で、故宮博物館や帰りの空港に行くタクシーも、頼めばすぐに手配してくれました。
そう、それから、ホテル内のパン屋さんのパイナップルケーキの予約もここに頼めば大丈夫。
もうあれやこれやと頼りまくりました!
なにかわかんないことや、聞きたいことなんかがあったら、まず聞いてみるといいのかも。
おいしいお店とか、こんなモノが買いたいとか、もちろんレストランの予約もね。
空港からのアクセス
松山空港からなら、MRTかタクシーが便利です。
この松山空港は、何だか知らないけど、街の中に突然あってびっくりという立地。
だから、どちらの手段をとっても時間はかからないし、ラクです。
MRT(地下鉄)だと、松山新店線で5駅という近さ。
タクシーは、時間帯にもよりますが、10分~15分ぐらいで着きます。
タクシー代も安いので(250元ぐらい。1000円かからない)おすすめです。
特に、疲れて荷物を運ぶのが面倒な場合や、天気が悪かったり、夜の場合はタクシーで!
タクシーに乗る場合、「オークラプレステージ台北」の中国名「大倉久和大飯店」と、住所を書いた紙を持参すること。
私が乗った時、タクシーの運転手さんはオークラの位置をよくわかっていなかったんです。(タクシーの運転手さんはほぼほぼ日本語はできません。英語もできないことが多いです)
だから、タクシーを使う時は必ず行き先のメモを!
そうそう、タクシーを降りると、オークラのドアマンさんが迎えてくれますが、その時にこんなタクシーカードをくれます。
そう、今のってきたタクシーのナンバーを入れてくれるんですよ。
これ、なかなかのサービス。
車内に忘れ物したときに、すぐ問い合わせができるってわけ。(その問い合わせも、コンシェルジュさんやフロントにお願いしてくださいね!)
それから、桃園国際空港からだと、タクシーで45分ぐらい。
もちろんMRTでも行けます。
高級ホテルは高いの?
私はJTBのサイトでホテル予約したんですが、朝食付きで1人1泊15,000円ぐらいでした。
まぁ、日にちによって、値段も変わるのでしょうが。
これは私の感想なんですが、十分宿泊費のモトは取れたというか、それ以上だったと思います。
何はともあれ、オークラプレステージ台北、部屋もおもてなし精神もすばらしく、すっごく心地よく3泊4日を過ごせました。
超おすすめ!
オークラプレステージ台北 The Okura Prestige Taipei
台湾台北市中山区南京東路1段9号
Tel.+886-2-25231111
Wi-Fi:無料
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