iPhone用のサイコンアプリRuntastic Road Bike PRO(以下Runtastic)とセンサー(Mio VELOという心拍センサーとガーミンのスピードセンサー、ケーデンスセンサー)の接続が不安定ということを以前書きました。その後いろいろ試してみて、安定して使えるようになったので、一度まてめておきたいと思います。結論を先に書くと、
(1)走行途中にアプリを「一時停止」して15分以上たつと、スピードセンサー、ケーデンスセンサーのみ接続が切れる。短時間の一時停止なら問題なし。
(2)再スタートする時はRuntastic とMio VELOをリセットする。
要するに、途中で長めの「一時停止」をすると、走行ログを継続して取れないということなんですね。15分以上と書きましたが、正確に何分と測ったわけではありません。走っている途中でちょっと休憩するくらいなら「再スタート」できますが、お昼ご飯を食べるとアウト!
Runtasticに心拍センサーやケイデンスセンサーを接続したときの使い方を中心にまとめてみました。
1.スタート前のRuntastic とセンサーの接続確認
Runtasticとセンサーの接続を確実にするためには、(1)スタート前にMio VELOとiPhoneの接続、(2)RuntasticとMio VELO、スピードセンサー、ケイデンスセンサーの接続の確認を必ずすることが大事です。確認から走行ログの記録スタートまでの手順は以下の通りです。
(1)Mio VELOの電源をON
(2)iPhone>設定>Bluetooth でMio VELOが接続されていることを確認
(3)Runtastic>設定>心拍数>心拍モニターに接続>Bluetooth SMART で、心拍計、スピードセンサー、ケイデンスセンサーがRuntasticに接続されていることを確認する。
Runtastic>設定>スピード&ケイデンス>スピード&ケイデンスセンサーを接続
でも、以下の同じ画面に移動します。
黄色のセンサーマークが緑色になるまで待ちます。
センサーの接続に多少時間がかかる場合があるので、あわてない(接続できなかったら(1)から、再度やり直す)。
(4)Runtastic>セッション>スタート をタップすると、
<画面>
「アクテビティ」選択画面になる。サイクリング/レースサイクリング/ハンドバイク
「サイクリング」を選ぶと(サイクリング以外選んだことないです)、「ライブトラッキング」を有効にするか聞いてくるので、
いいえ/有効にする
「いいえ」を選ぶ。
Runtasticは「スタート」ボタンをタップしても、「アクテビティ」を何にするか、「ライブトラッキング」を有効にするかに答えないとスタートしません。
「ライブトラッキング」は、TwitterやFacebookなどのSNSで、自分の走行データをアプリからリアルタイムにシェアできる機能らしいですが、これを「有効にする」と、走っている間、英語でしょっちゅうなんか言ってきます。うるさいので 私は「いいえ」にしています。
Runtastic Road Bike PRO GPS
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス,スポーツ
販売元: runtastic – runtastic(サイズ: 57.76 MB)
全てのバージョンの評価: (4098件の評価)
2.一時停止と再スタート
続いて、問題の一時停止の話。
「スライドして一時停止」をスワイプすると、アプリは走行ログの記録を一時停止します。
「終了」をタップすれば、それまでの走行ログは保存されます。
「再開」をタップすれば、走行ログの記録が継続されます。
「一時停止」して15分以上たつと・・・、というのは、この「終了/再開」画面でのことです。
この画面のまま、15分以上休憩して走行ログを「再開」しようとすると、Mio VELO(心拍センサー)は動くのですが、スピードセンサーとケイデンスセンサーの接続が切れてしまいます。
ついでに書くと、「終了/再開」画面のままiPhoneを持ち歩いていると、知らない間に画面に触れて「再開」してしまうことがあります。「一時停止」にするときはRuntasticをバックグラウンドにして、ホーム画面にすると勝手に再スタートすることは(ほぼ)なくなります。
ただ、一時停止している時間が長いとスピードセンサーとケイデンスセンサーの接続が切れてしまうので、Runtasticをバックグラウンドすることに、あまり意味はないですが。
3.ANT+の転送が接続が切れる原因なのか?
前にも書きましたが、私が使っているセンサーは
・心拍センサーMio VELO(BluetoothとANT+に対応)
・ガーミンのスピードセンサーとケーデンスセンサー(ANT+のみに対応)
iPhoneと接続できるのはBluetooth機器です。でも、ガーミンのスピードセンサーとケーデンスセンサーはANT+ですから、iPhoneに直接データは送れません。実は、BluetoothとANT+の両方使えるMio VELOが、ANT+のスピードセンサーとケーデンスセンサーのデータをBluetoothに変換して送ってくれているのです。一時停止が長いとMio VELOが転送を止めてしまうということなんでしょうね。アプリとMio VELOをリセットしないで再接続する方法が見つかればいいのですが、今のところなさそうです。
そんな面倒なことをやらずに、最初からBluetoothのセンサーを買えばいいんじゃないの?
もっともな考え方ですが、調べると、「いろいろ試して、結局ガーミンにたどり着いた」みたいなことを書いている人が多いんですね。Bluetoothのセンサーではガーミンと繋がらない。
それでMio VELOを見つける前に考えていたのが、心拍センサー、スピードセンサー、ケイデンスセンサーがANT+とBluetoothの両方使えれば、サイコンアプリだろうが、サイコンだろうが共通して使えるということです。
でも、探すとこれが意外にないんですね。
唯一、wahoo(ワフー)の心拍センサー、スピードセンサー、ケイデンスセンサーがANT+とBluetoothのバイリンガルだったのですが、残念ながら心拍センサーが胸に巻くタイプ(通称乳バンド)だった。というわけで、Mio VELO+ガーミンのセンサーになったのです。
ところが、この文章を書くために何気にホームページを覗いたら、
腕に付けるタイプの心拍計が新発売されているじゃないですか。
えぇぇぇ!!!
もちろん、ANT+とBluetoothのバイリンガル。Mio VELOを買うとき(今年の1月15日ごろ)には、まだ発売されてなかった(はずだけど、見落としていたか!?)。
実を言うと、最近、ガーミンよりいいなと思っているサイコンが
Wahoo TICKR FITの発売を知っていれば、Wahooでサイコン、心拍計、スピードセンサー、ケイデンスセンサーを揃えたと思う。
Mio VELOとガーミンのセンサーもANT+でWahoo ELEMENT VOLTにはそれぞれつながるはずだから、まあ、よしとするか。と思いつつ、かなりがっかりしているのでした。
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