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Mozilla、Firefox 150.0デスクトップ向け最新安定版をリリース。前バージョンで導入された「分割ビュー」の改善など。

Mozillaは2026年4月22日(現地時間4月21日)、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向けのWebブラウザFirefoxの定期的なメジャーアップデートとなる「Firefox 150.0」を正式リリースしました。

今回リリースされたMozillaのWebブラウザ最新バージョン「Firefox 150.0」では、以下の新しい機能や修正が行われています。

Firefox 150.0デスクトップ版リリースノート

新機能

  • 分割ビュー の改善: リンクを右クリックし「リンクを分割ビューで開く」を選択することで、現在のタブとの分割ビューを開くことができる。分割ビューを開くときに開いているタブを検索したり、「タブ順を反転」で分割ビューの左右のタブの位置を入れ替えることもできる。
  • 複数のタブをワンステップで共有できるようになった。複数のタブを選択した状態で「X 個のリンクをコピー」(Windows, Linux) あるいは共有 → 「X 個のリンクをコピー」(macOS) によりリンクを共有できる。リッチテキストに対応したアプリであれば、それぞれのリンクのページタイトルと URL が貼り付けられる。
  • ビルトイン PDF エディター により PDF のページの並び替え、コピー、ペースト、削除、エクスポートが可能となった。
  • about:translations ページから、リアルタイムかつプライベートな翻訳が可能となった。URL バーに “translate” と入力することで、このページへのショートカットが行える。
  • Linux: GTK の絵文字ピッカーをサポート。システムショートカット (Ctrl+. など) から絵文字を挿入できる。
  • Windows: Microsoft ストア版 Firefox のユーザーが ウェブアプリ を利用可能となった。
  • 新しい Firefox プロファイル 管理システムをすべてのユーザーが利用可能となった。 (Windows 10 ユーザーも含む)
  • Windows: Windows 10 および 11 ユーザーが プロファイルをファイルにバックアップ することが可能となった。
  • Linux: Red Hat、Fedora、openSUSE およびそれ以外の RPM ベースの Linux ディストリビューションにおいて、新しい .rpm パッケージが利用可能となった。
  • Windows: サポートされているすべてのバージョンの Windows ユーザーに対して、ウェブサイトが位置情報へのアクセスを要求したときにプロンプトが表示されるようになった。これまでは一部のバージョンの Windows 11 ユーザ―に限られていた。
  • (段階的な展開) ビルトイン VPN がカナダで利用可能となった
    注: この機能はエンタープライズ環境では利用できない

    現在利用可能な国: カナダ、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカ

修正

  • macOS: ロックダウンモードが有効になっているとウェブコンテンツの絵文字が表示されない問題を修正。

変更

  • コンテキストメニューからタブグループを作成することを好むのであれば、設定 → タブグループ →「まとめてドラッグしたタブでタブグループを作成する」からドラッグ & ドロップによるタブグループ作成を無効化できるようになった。

Enterprise

Developer

  • 擬似クラスのトグルパネルに要素固有のセクションを新たに追加。:open 擬似クラスは <dialog> 要素のようなオープン状況を持つ要素でのみ利用可能である。<a> および <area> 要素の既存の擬似クラスである :visited のトグルもこのセクションに移動された。 (詳細)
  • 新しく追加された shadowRoots オプション内でシャドー DOM の ShadowRoot をパスする場合、Document.caretPositionFromPoint() メソッドはポジションのみを返すようになった。
  • Mozilla’s Root CA Program で承認されていない認証局が発行した証明書が使用されている場合、開発者ツールのネットワークモニターにインジケーターが表示されるようになった。

Web Platform

  • アクセシビリティ通知のための ariaNotify API をサポート。
  • メディア要素の擬似クラス (:playing:paused など) をサポート。メディアの再生状況をより正確に表示できる。
  • highlightsFromPoint() API をサポート。与えられたポイントの CSS ハイライトの状況を返す。
  • 画像上で light-dark() をサポート。
  • これまで 2 色のみに対応していた color-mix() 関数がより多くの色に対応。
  • srcset 経由で定義された複数の画像から成る遅延読み込み画像要素の sizes アトリビュートにおいて新しい値 auto をサポート。画像要素の幅に基づいて適切な画像が自動的に選択される。 (詳細)

セキュリティ修正

今回のアップデートでのセキュリティ修正は合計41個で、重要度別の区分では重要度区分「高(high)」12件、「中(moderate)」18件、そして最も低レベルの「低(low)」11件の修正が行われています。

重要度「高」のセキュリティ修正情報

重要度「中」のセキュリティ修正情報

重要度「低」のセキュリティ修正情報

Firefox 150.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN および Mozilla Developer YouTube チャネル を参照されたい。

注意事項

▶︎Security Vulnerabilities fixed in Firefox 150 — Mozilla

Firefox 150.0」は、Windows, Mac そして Linux向けがリリースされており、すでにFirefoxがインストールされている場合にはメニュー「Firefoxについて」から、あるいはMozillaWebサイトよりダウンロードいつでもアップデートすることができます。Firefox 150.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 150.0 システム要件 を参照してください。また、延長サポート版である Firefox ESR もバージョン 140.10.0 および 115.35.0 がリリースされています。

Mozillaは、6~8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップ向け次期メジャー・アップデート版「Firefox 151」は現地時間2026年5月19日(火)のリリース予定となっています。

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