Unicode Consortiumは本日6月21日に、56種類の新しい絵文字を含む8,518文字を追加した「Unicode 10.0」を正式リリースしました。でも、iOSデバイスの場合、実際にこの新しい56種類の絵文字を含むUnicodeが実装されるのはiOS 11の正式バージョンからと想定されています。現行の最新版iOS 10.3.2はもとより、iOS 11 Beta版でも現在のところ実装されていません。
なので、次世代iOSである「iOS 11 Beta」をすでにiPhoneに試しにインストールしている場合にも、現在新しいUnicode 10.0は実装されておらず、使用することは出来ません。
Mage(魔法使い)やFairy(妖精)、Vampire(吸血鬼)などに混じって日本に馴染みのあるDumpling(ギョーザ)やChopsticks(箸)が含まれる、この新しい「Unicode 10.0」をiOS 10やiOS 11 Betaの現在の環境で試してみたい場合には、以下の方法が有効です。“脱獄”の必要もありませんので、ご安心を!
「Unicode 10.0」の56種類の新絵文字をiPhoneにインストール
- まずは、iPhoneでSafariを起動して「Emojipedia」サイトを開きます。このページには現在「Unicode 10.0」で公開された56種類158の絵文字が掲載されています。画面を下スクロールすると登録されている絵文字を見ることができます。
- 表示されたEmojipedia 5.0の今回公開されている56種類158の絵文字を全て選択して[コピー]します。
- コピーしたら、Safariは閉じて、ホーム画面から「メモ」アプリを立ち上げ、新規メモページを開きます。この新しいメモに、先ほどコピーした内容をペーストします。
- 新しい56種類158の絵文字がメモページに表示されましたね(全部だとデータ量が大きいので、複数のページに分けて保存したほうがいいかもしれません)。ここで使いたい絵文字をタップして[コピー]します。
- 次に、メッセージアプリなど、絵文字を送信したいアプリを開いてペーストすれば、そのまま送信することができます。
これで、一足お先に新しい「Unicode 10.0」の新しく追加された56種類158の絵文字を使用することができます。「メモアプリを開いてコピー」して「メッセージアプリなどを開いてペースト」という一手間がかかりますが、最新の絵文字が使えることを考えれば、ここはぐっと我慢して新しい絵文字を楽しみましょう!
メッセージに絵文字を多用するユーザーにとっては、この方法はちょっと嬉しいトリックと言えるんじゃないでしょうか。
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