Appleは現地時間9月19日(日本時間9月20日)に、iOSのメジャーアップデートとなる「iOS 11.0」をリリースします。そして、iOSアップデートで常につきまとう問題としてバッテリー寿命があります。今回のメジャーアップデートはどうでしょう?iOS 11はバッテリ寿命について何をもたらすでしょう?寿命を縮めるでしょうか?どれとも良くなるでしょうか?
その答えは、Geekbench 3のバッテリーベンチマーク機能を使って行われたバッテリーテストが語ってくれています。最初に、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6の3機種のデバイスすべてを100%充電して、Geekbenchのバッテリー性能テストを実行しています。
iAppleBytesは、さまざまなiPhoneの機種で次期iOS 11現行の最新「iOS 10.3.3」ファームウェアバージョンとの比較を行ってくれています。バッテリー寿命をテストするには多くの時間が必要なので、とても個人では時間の余裕がありません。10時間にもおよぶ時間を割いて行ったテストの結果を10分余りに凝縮したもので確認できるのは嬉しいですね。iAppleBytesに感謝!
今回のバッテリー寿命テストでは、iPhone 5s、iPhone 6、およびiPhone 6sの3機種にそれぞれiOS 11.0とiOS 10.3.3を搭載して行っています。結果はどうでしょう?
まず、iPhone 5sでiOS 10.3.3が2時間48分40秒に対し、iOS 11では2時間40分30秒。iPhone 6ではiOS 10.3.3が3時間11分30秒に対し、iOS 11は3時間14分30秒。そして、iPhone 6sではiOS 10.3.3が4時間38分40秒、これに対してiOS 11は4時間51分30秒となっています。3機種での比較では、iPhone 6およびiPhone 6sの2機種でiOS 11がiOS 10.3.3を上回る好結果となりました。
それぞれのiPhoneをLightningケーブルに装着して行われたこのテストでは、iPhone 5sを除く2機種でiOS 11がiOS 10.3.3を上回る好結果となりました。この結果だけでiOS 11の優位性を決めつけることはできませんが、多くのユーザーにとって嬉しい結果と言えるんじゃないでしょうか。