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Apple、iOS 9.3.1の署名を停止。iOS 9.3.1へのダウングレードは不可能に

Appleは本日(現地時間6月10日(金))にiOS 9.3.1の署名を停止しました。これは、iTunes経由でのiOS 9.3.1ダウングレードを行えなくなったことを意味します。これからはiPhoneを復元しようとすると、iOS最新バージョン「iOS 9.3.2」をインストールすることを余儀なくされます。

iOS-9.3.1-signing

Appleは先月5月17日に「Apple、iOS 9.3.2」をリリースし、その後iOS 9.3.1ファームウェアの署名を停止しています。今回のiOS 9.3.1ファームウェアの署名停止により、iOSユーザーがアップグレードすることができる唯一のファームウェアのバージョンは「iOS 9.3.2」となります。つまり、iPhone、iPad、またはiPod touchなどのiOSデバイスでiOS 9.3.1ファームウェアへのダウングレードの道が閉ざされたことを意味します。


今回のAppleのiOS 9.3.1の署名停止は、最新バージョン 「iOS 9.3.2」をリリースしてから3週間あまり経っての対応でした。通常、Appleが前のバージョンのファームウェアをこんなに長い期間使用できるようにしていることはありません。


今回の場合、 iOS 9.3.2の最初のリリースでの9.7-inch iPad Pro問題により、影響を受けるデバイスが古いファームウェアのバージョンにダウングレード出来るようにするために、iOS9.3.1の署名を発行し続ける必要があったためです。

今月初め、 9.7-inch iPad Proの「エラー56」問題に対処したiOS9.3.2(ビルド番号13F72)を再リリースしています。そして今回、AppleはiOS9.3.2(ビルド番号13F72)最新ファームウェアに問題がないと判断し、古いファームウェアバージョンiOS 9.3.1の署名停止を判断したということでしょう。

“脱獄”環境のユーザーにとっては、対象のiOSバージョンはiOS 9.1までです。そう、つまりiOS 9.2及び9.2.1、9.3、9.3.1、そして最新バージョンの9.3.2は対象外となり、今回のAppleのiOS 9.3.1署名停止処置は関係ありません。


“脱獄”環境を維持するには、iOS 9.2以前のファームウェアである必要があります。でも、現在iOS 9.3.1を使用している場合には、“脱獄”は現状関係ないので、セキュリティ面を考えると、iOS 9.3.2最新バージョンへのアップデートが推奨です。ただ、今後の“脱獄”環境をお考えの場合には、ひとつ前のファームウェアバージョン「iOS 9.3.1」を維持する方が賢明かもしれません。

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ガジェット好きなオヤジです。iPhoneやMac・PCを使っていて、ふとしたときに感じた疑問なんかを自分なりに解決した記事を書いていきます。また、時には楽しい動画なんかもアップしていくつもりです。どうぞよろしく!

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